百科事典というものがいらなくなった。
WEB上で何でも調べられるからである。
しかも記載されている内容は百科事典よりも詳しいし、カバーする事項・語彙の範囲もはるかに広い。
百科事典ではないが岩波が広辞苑を新刊するそうである。
余計な仕事だ。
誰が買うものがあろう?
まぁ、百科事典も要らなくなったので、知識を頭に溜め込むということもあまり意味がなくなった。
情報のストレージが脳みそからWEBサーバに替わった結果である。
単なる記憶力よりも、分析力や論理性、判断力のほうが重要になってくるのは言うまでもない。
大昔のことだが、ある巨大外資IT企業の日本法人のカリスマ的社長が、これからは(30年以上昔の話だが)ハードウェアやソフトウェアなどのシステムよりも、情報としてのデータが貴重なものになると言うのを聞いた。
しかし、その予言は見事に外れた。
情報としてのデータはPCやスマホがあれば見事に「タダ」で入手できる。
もちろん明日の株価の変動や為替の変動など、巨額の対価を払っても手に入れたい情報は今でもあるだろう。
しかし、「一般的な」情報はいまや「タダ」である。
どこかの大臣がパソコンには触ったことも無いと発言して物議を醸した。
馬鹿な人がいるものである。
こういう人物は早々にお引き取り願うのが良い。
新しき箸取り揃へ冬紅葉 素閑
冬紅葉白木の塔に映へにけり 素閑
師の僧に問えば関とて冬紅葉 素閑
膝小僧擦りむき泣ひて冬紅葉 素閑
良弁の寄進の門や冬紅葉 素閑
侯爵の屋敷に惑ふ冬紅葉 素閑
森閑や冬の紅葉の涸れた池 素閑
八つに切り白き豆腐や冬紅葉 素閑
ラッキーとハッピーといふ猫冬紅葉 素閑
一輪の枯れ菊に添へ冬紅葉 素閑
越す山を見上げて遠し冬紅葉 素閑
いにしへのつたへの岸辺冬紅葉 素閑
かそけくも落ちにし一枚冬紅葉 素閑
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