キハダといえばマグロですが、昨日、知り合いのショウジ兄から、キハダという生薬をいただいた。鳥海地区に在住の方からいただきものらしい。
キハダは、幹の直径が1メートルをこすものもあり、落葉性の高木です。樹皮の最外層には、厚い淡黄色のコルク質が発達していて寒い地方ほど厚くなっています。コルクの内側には皮部があり、これも厚く鮮黄色をしています。
葉は対生する奇数羽状複葉で、小葉は6~7枚、長さ10センチ程の長楕円形をしています。
キハダの木は、雌雄異株で初夏に黄緑色の小花を多数つけた円錐花序を枝先につけますが、あまり目立ちません。
黄伯という生薬がありますが、これは、キハダの最も地上部の生育が盛んな梅雨期に樹皮をはぎます。根から水分を吸い、枝から葉部に多量に水が送られる時期は、コルクと内皮もはがれやすいので、この時期が採取には最適です。
コルク層を取り除いた内皮は日干しにして乾燥させます。
これを生薬で黄柏(おうはく)といいます。
江戸時代の狂歌作者大田蜀山人(おおたしょくさんじん)は「一話一言・1820」で、陀羅尼助(だらにすけ)をとりあげています。「ここに陀羅尼輔(だらにすけ)と言へる薬あり。それを調じぬる所にいたりて見るに、黄檗(おうばく)のなまなましき皮を煮つめたものなり、大峯にて焚ける香のけぶりのたまれる百草をまじへて加持したるものなりなどいへるはよしもなきことなり」と書いています。
陀羅尼助(だらにすけ)、信州木曾のお百草(ひゃくそう)、山陰地方の練熊(ねりぐま)もこれらは、すべて黄柏エキスから作られたもので、古くから胃腸薬や腹痛の妙薬として用いられています。
なお、樹皮は黄色の染色剤としても古くから用いられます。
というようにキハダは、昔から胃腸の薬になります。良薬口に苦しといいますが黄伯もとても苦いです。
ちなみにキハダはどこにでも生えている雑木です。
キハダは、幹の直径が1メートルをこすものもあり、落葉性の高木です。樹皮の最外層には、厚い淡黄色のコルク質が発達していて寒い地方ほど厚くなっています。コルクの内側には皮部があり、これも厚く鮮黄色をしています。
葉は対生する奇数羽状複葉で、小葉は6~7枚、長さ10センチ程の長楕円形をしています。
キハダの木は、雌雄異株で初夏に黄緑色の小花を多数つけた円錐花序を枝先につけますが、あまり目立ちません。
黄伯という生薬がありますが、これは、キハダの最も地上部の生育が盛んな梅雨期に樹皮をはぎます。根から水分を吸い、枝から葉部に多量に水が送られる時期は、コルクと内皮もはがれやすいので、この時期が採取には最適です。
コルク層を取り除いた内皮は日干しにして乾燥させます。
これを生薬で黄柏(おうはく)といいます。
江戸時代の狂歌作者大田蜀山人(おおたしょくさんじん)は「一話一言・1820」で、陀羅尼助(だらにすけ)をとりあげています。「ここに陀羅尼輔(だらにすけ)と言へる薬あり。それを調じぬる所にいたりて見るに、黄檗(おうばく)のなまなましき皮を煮つめたものなり、大峯にて焚ける香のけぶりのたまれる百草をまじへて加持したるものなりなどいへるはよしもなきことなり」と書いています。
陀羅尼助(だらにすけ)、信州木曾のお百草(ひゃくそう)、山陰地方の練熊(ねりぐま)もこれらは、すべて黄柏エキスから作られたもので、古くから胃腸薬や腹痛の妙薬として用いられています。
なお、樹皮は黄色の染色剤としても古くから用いられます。
というようにキハダは、昔から胃腸の薬になります。良薬口に苦しといいますが黄伯もとても苦いです。
ちなみにキハダはどこにでも生えている雑木です。