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月読命

2025年01月20日 08時37分00秒 | 霊場
月読命とは?月の神の役割と信仰の魅力
私は月山神社の氏子です。西目の村社です。祀られているのは月読命です。ここでは月読命についてまとめましょう。 




月読命(つくよみのみこと)は、日本神話に登場する月の神で、太陽神・天照大神(あまてらすおおみかみ)や海神・須佐之男命(すさのおのみこと)とともに**伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子供として生まれたとされています。その名前には「月を読む」または「月を眺める」という意味が込められており、月を司るだけでなく、時間や暦を調整する重要な役割を担っていました。  

月読命の神話と役割

『古事記』や『日本書紀』によると、月読命は、黄泉の国から戻った伊弉諾尊が禊(みそぎ)を行う際、右目を洗った際に生まれた神とされています。同時に左目からは天照大神、鼻からは須佐之男命が生まれたため、この三柱は「三貴子(さんきし)」として尊ばれています。  

神話の中で月読命は比較的登場する場面が少ないのですが、代表的なエピソードとして**保食神(うけもちのかみ)に関する話があります。天照大神の命令で、保食神のもとを訪れた月読命は、保食神が自らの体を使って食べ物を創造する様子に怒り、その命を絶ってしまいました。この出来事が原因で、月読命と天照大神は別々に暮らすことになり、昼と夜が分かれるようになったと言われています。  
月読命の信仰とご利益
月読命は、主に時間や暦の神、さらには夜の静寂や平穏をもたらす神として信仰されています。月の満ち欠けは古代から農耕や漁業、祭りの時期を定める基準として重要視されており、月読命はその象徴的な存在でした。  
主なご利益
1. 安眠や心の平穏
   月の穏やかな光のように、心を静め、安らかな眠りをもたらしてくれると信じられています。  

2. 時間の調和と運勢の安定
   時間や暦を司る神として、人生の節目において良いタイミングを引き寄せる力があるとされています。  

3. 豊穣と収穫
   農作物の成長や収穫を見守る存在として、月読命は昔から農耕儀礼で祀られてきました。  

*月読命を祀る神社*

全国には月読命を主祭神とする神社が数多く存在します。中でも有名な神社をいくつかご紹介します。  

 1. 月読神社(京都府京都市)
京都市右京区にある月読神社は、月読命を中心とする信仰の拠点です。ここでは、時間の調和や家内安全を祈願する参拝者が多く訪れます。  




 2. 伊勢神宮 内宮別宮 月讀宮(三重県伊勢市)
伊勢神宮の別宮である月讀宮(つきよみのみや)は、天照大神の弟神としての月読命が祀られています。静かな佇まいと厳かな空気が特徴で、神聖な気持ちで参拝できます。  




3. 壱岐の月読神社(長崎県壱岐市)
長崎県壱岐市にある月読神社は、古代から月読命を祀る神社として知られ、地元では「月神さん」として親しまれています。  




現代における月読命信仰の魅力 

月読命の信仰は、現代社会の中で特に「心の安らぎ」や「時間の大切さ」を再認識するために注目されています。スマートフォンやデジタル時計に囲まれる日々の中で、月の満ち欠けや自然のリズムを意識することは、忙しい現代人にとって新たな癒しの形となっています。  

また、月は多くの文化で神秘的な象徴として描かれており、日本だけでなく世界中の人々にとっても特別な存在です。月読命を通じて、自然との繋がりを感じながら日常生活を見直すきっかけになるかもしれません。  
 月読命は、月と時間を司る神として、日本人の生活や文化に深く根付いてきました。その穏やかな存在感は、現代の私たちにとっても心の支えとなる存在です。次回、夜空に浮かぶ月を眺めるときは、ぜひ月読命のことを思い出し、その静寂と調和に感謝の気持ちを捧げてみてはいかがでしょうか?  

あなたもぜひ、月読命を祀る神社に訪れて、その魅力を直に感じてみてください!西目の月山神社はそこそこでかいです♪

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