アイコは、学名をミヤマイラクサと言います。山形では訛って”エーダケ”とも呼ばれるそうだ。刺の古語を”いら(刺)”と言ったのでイラクサ(刺草)。その名の通り、茎や葉にはトゲが生えていて、素手で触るとかなり痛い。茎皮は繊維の材料になっていたというが、麻よりもかたくて積みにくいものだそうだ。
約200年前に米沢藩が度重なる飢饉の救済策として作った食の手引書『かてもの』には深山蕁麻(イラクサの漢名)と記述され、「さっと茹でて食べるか、カテ物として食べる。」とあり、この時代には既に食されていたと確認できる。秋田ではアイコは人気のある山菜である。
以前塩蔵した事があるが、長期保存が効くがアイコの風味は微塵もない。蕨などは塩蔵でもおいしいのに残念だ。アイコは冷凍保存は向かないという記事があったがあえて茹でて3cmほどにカットしたものを氷漬けで凍らせてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e6/2e4a668c03bcdb005c64cf5afb9d8e14.jpg?1663281355)
流水で解凍してみたが、思いの外綺麗に保存されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d4/a6d61061916fa3209d7d266a18fb3d34.jpg?1663281466)
シャキシャキ感は少しなくなったが、辛子醤油で美味しく食べる事ができた。味噌汁だと採りたてとほぼ変わらない。アイコは冷凍保存ありです。
来年はもう少し沢山冷凍します。
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