勤務校の生徒で総合的な時間の故郷の研究テーマを「石沢地区の史跡をめぐるフットパスコース作り」としていて、春からその支援を行なっている。
昨日は、実際に5箇所の史跡の写真データを撮影しに同行した。
このエリアは、石沢川沿いに開けた場所の為、太古の時代から人々が生活していた。
その中で石沢館跡の大銀杏が黄色に染まっていて感動した。
由利12頭の一人である石沢氏がこの地方を治めていた。その石沢氏が館を構えていた史跡が石沢館である。
石沢館は中世、由利地方を治めていた由利十二頭のひとり石沢氏の居城で、平城と思われる。近くには石沢川もあり堀として利用したのではないかと思われる。現在、館跡には 石沢氏が城内に建立したという天満宮の傍らに植えられた「いちょう」の木が存在し、樹齢が約400年、樹高18m、幹回り5.8mで由利本荘市内で3番目の天然記念物として文化財に指定されている。
石沢氏も他の由利十二頭と同様に正確な出自は不詳で、一般的な解釈として軍記物の「由利十二頭記」を頼れば応永元年(1394)や応仁元年(1467)にはこの地を治めていた事が分かる。いずれ滝沢氏ー最上氏ー六郷氏に支配されていく。
館跡には、天満宮があるが、側に植えられた大銀杏が幹周り5、8mの巨木として鎮座し、何百年もこれまで石沢地区を眺めているのだ。
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