お姫さま
古今雛の女雛は、上級公家の正装である五衣唐衣裳(いわゆる十二単)を模しています。十二単は、平安時代の貴族女性が正式な場で着用した装束で、五衣(いつつぎぬ)と呼ばれる五つの重ね衣装と、唐衣(からぎぬ)と呼ばれる七つの重ね衣装からなります。これらは色とりどりで、重ねる順番や色の組み合わせにはそれぞれ意味があり、季節や行事に応じて変えられます。
古今雛の女雛の特徴は、単の袖を長く出し、垂髪に宝冠を被ることです。これらは、古代の貴族女性の美の象徴とされています。
しかし、古今雛の女雛の装束も、必ずしも有職故実に則っているわけではなく、華麗に仕立てられています。つまり、厳密な公家の正装を再現するのではなく、美しく見せることに重点を置いて作られています。
これらの特徴から、古今雛の女雛は、その華やかさから親しまれ、日本の伝統文化として大切にされています。
お内裏さま
古今雛の男雛は、上級公家の正装である束帯を模しています。束帯は、平安時代から室町時代にかけての公家や貴族が正式な場で着用した装束で、長い袖と裾を持つ上衣(胴裳)と下衣(直衣)からなります。また、特徴的な大きな袴(うちかけ)を着用します。
しかし、古今雛の男雛の装束は、必ずしも有職故実に則っているわけではなく、華麗に仕立てられています。つまり、厳密な公家の正装を再現するのではなく、美しく見せることに重点を置いて作られています。
これらの特徴から、古今雛の男雛は、その華やかさから親しまれ、日本の伝統文化として大切にされています。
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