メンタルは強いほうだ。困難にはファイティングポーズで立ち向かい、逃げたら負けの気がする。
しかし、そうではない人も多い。すぐに傷つき、気力を失って立ち直れなくなる友人を知っている。
何が違うのだろう。
「これか~!?」
ヒントをくれたのは、この本である。
『心療内科に行く前に食事を変えなさい』
そっか、食事ね。
これは人づきあいの参考になる予感がする。早速ゲットした。
筆者はマスコミに露出度の高い医師のようだが、私はテレビを見ないので全然知らない。語り口から、率直で「困った人たちを助けたい」という気持ちが伝わってくる。信頼できそうだ。
読んでいるうちに、「おや?」と注意を引く症状を見つけた。
「当てはまるものをチェックしましょう。寝起きが悪い、湿疹や肌荒れ・あごのニキビに悩んでいる、手足が冷えやすい・冷え性だ、立ちくらみやめまいがする」
んん? これって私のことでは……。
それは、貧血の箇所だった。検査の数値上、私は軽度の貧血に分類されているが、筆者の診断によると女性の8割が貧血だという。
「湿疹ができやすい、鼻水が止まらない、便秘になりやすいなどの不調に悩まされている人は、鉄不足から皮膚や粘膜が弱くなっている証拠」
実は、5月末から鼻水がグズグズと続いている。かかりつけ医からはアレルギーと言われ、2種類の錠剤を服用しているがすでに3カ月。いつになったら治るのだろうと思っていた。
「口の周りのポツポツもなくならないし、油断すると便秘になるし、絶対鉄不足だよ」
この本は、タイプ別の食べ物や食べ方を教えてくれるところがいい。
「まず、ヘム鉄(肉・魚)をとろう」
これにも心当たりがある。ちょうど3年前に『長生きしたけりゃ肉は食うな』という本に刺激を受け、肉を減らしたせいなのではないか。
「やーめた。肉よ肉。今日から肉をたくさん食べようっと」
実際に、肉をたくさん食べるようにしたら、肌がキレイになり、薬なしでも鼻がすっきりしている。
もう一つ、図星を指された箇所があった。
「キレやすい、低血糖タイプ」
「甘いものが食べたくて仕方ない、音がうるさく感じることがある、ランチ後1~2時間すると眠くなってやる気が出ない」
私はスイーツをこよなく愛している。血糖値が気になるため、空腹時には食べないけれど、お弁当のあとにデザートでバウムクーヘンやプリンをパクリ、くらいならいいよねと思っていた。しかし、このタイプにも当てはまるものが多く、心配になってきた。
「ランチにご飯やスイーツなどの糖質を多くとると、血糖値は急激にグンと上がります。そうなると、膵臓は急いで血糖値を下げようとして、大量にインスリンを分泌します。すると血糖値は急降下。脳に糖分が行かなくなり、急激な眠気や集中力の低下、だるさなどを感じることになります」
うん、まさにこれである。
ときどき、仕事中に抗いがたい睡魔に襲われることがある。会議中だろうと、面談中だろうと、お構いなしだ。体がだんだん重くなり、やがて身動きがとれなくなる。椅子に座っているのに、ぬかるみにはまってしまったような状態だ。心は幽体離脱し、夢の中をさまよい始める。人の話し声が遠くなり、まったく頭に入ってこない。
この「泥沼地獄」を何とかしなくては、と思っていたところだった。
「ベストなおやつは、インスリンを分泌せず、かつ脳の働きを高めるタンパク質や脂質の食品です。チーズ、ナッツ、牛乳や豆乳、するめや小魚スナックなど」
ふむふむ、なるほど。
今までに、スイーツの功罪を、こんなにわかりやすく教えてくれた人はいなかった。
糖尿病予備軍と診断されてから、甘いものはかなり控えてきたが、まだまだ手ぬるかったようだ。これを機に、スイーツは記念日やお祝いなどの特別な日だけにしよう。泥沼地獄はもうたくさんである。
日常的なおやつはこれ。
比較的塩分の少ないナチュラルチーズ、とりわけカマンベールチーズが私の好みだ。トロリとした食感がたまらない。
「食後のスイーツだけでそうなるの? 多分、インスリンの分泌量が少ないんですよ。僕もだから」
糖尿病を患う同僚からは、こんなアドバイスももらい、さらに気が引きしまる。
友人の顔を思い浮かべて買った本だが、結局は自分のためになった。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
しかし、そうではない人も多い。すぐに傷つき、気力を失って立ち直れなくなる友人を知っている。
何が違うのだろう。
「これか~!?」
ヒントをくれたのは、この本である。
『心療内科に行く前に食事を変えなさい』
そっか、食事ね。
これは人づきあいの参考になる予感がする。早速ゲットした。
筆者はマスコミに露出度の高い医師のようだが、私はテレビを見ないので全然知らない。語り口から、率直で「困った人たちを助けたい」という気持ちが伝わってくる。信頼できそうだ。
読んでいるうちに、「おや?」と注意を引く症状を見つけた。
「当てはまるものをチェックしましょう。寝起きが悪い、湿疹や肌荒れ・あごのニキビに悩んでいる、手足が冷えやすい・冷え性だ、立ちくらみやめまいがする」
んん? これって私のことでは……。
それは、貧血の箇所だった。検査の数値上、私は軽度の貧血に分類されているが、筆者の診断によると女性の8割が貧血だという。
「湿疹ができやすい、鼻水が止まらない、便秘になりやすいなどの不調に悩まされている人は、鉄不足から皮膚や粘膜が弱くなっている証拠」
実は、5月末から鼻水がグズグズと続いている。かかりつけ医からはアレルギーと言われ、2種類の錠剤を服用しているがすでに3カ月。いつになったら治るのだろうと思っていた。
「口の周りのポツポツもなくならないし、油断すると便秘になるし、絶対鉄不足だよ」
この本は、タイプ別の食べ物や食べ方を教えてくれるところがいい。
「まず、ヘム鉄(肉・魚)をとろう」
これにも心当たりがある。ちょうど3年前に『長生きしたけりゃ肉は食うな』という本に刺激を受け、肉を減らしたせいなのではないか。
「やーめた。肉よ肉。今日から肉をたくさん食べようっと」
実際に、肉をたくさん食べるようにしたら、肌がキレイになり、薬なしでも鼻がすっきりしている。
もう一つ、図星を指された箇所があった。
「キレやすい、低血糖タイプ」
「甘いものが食べたくて仕方ない、音がうるさく感じることがある、ランチ後1~2時間すると眠くなってやる気が出ない」
私はスイーツをこよなく愛している。血糖値が気になるため、空腹時には食べないけれど、お弁当のあとにデザートでバウムクーヘンやプリンをパクリ、くらいならいいよねと思っていた。しかし、このタイプにも当てはまるものが多く、心配になってきた。
「ランチにご飯やスイーツなどの糖質を多くとると、血糖値は急激にグンと上がります。そうなると、膵臓は急いで血糖値を下げようとして、大量にインスリンを分泌します。すると血糖値は急降下。脳に糖分が行かなくなり、急激な眠気や集中力の低下、だるさなどを感じることになります」
うん、まさにこれである。
ときどき、仕事中に抗いがたい睡魔に襲われることがある。会議中だろうと、面談中だろうと、お構いなしだ。体がだんだん重くなり、やがて身動きがとれなくなる。椅子に座っているのに、ぬかるみにはまってしまったような状態だ。心は幽体離脱し、夢の中をさまよい始める。人の話し声が遠くなり、まったく頭に入ってこない。
この「泥沼地獄」を何とかしなくては、と思っていたところだった。
「ベストなおやつは、インスリンを分泌せず、かつ脳の働きを高めるタンパク質や脂質の食品です。チーズ、ナッツ、牛乳や豆乳、するめや小魚スナックなど」
ふむふむ、なるほど。
今までに、スイーツの功罪を、こんなにわかりやすく教えてくれた人はいなかった。
糖尿病予備軍と診断されてから、甘いものはかなり控えてきたが、まだまだ手ぬるかったようだ。これを機に、スイーツは記念日やお祝いなどの特別な日だけにしよう。泥沼地獄はもうたくさんである。
日常的なおやつはこれ。
比較的塩分の少ないナチュラルチーズ、とりわけカマンベールチーズが私の好みだ。トロリとした食感がたまらない。
「食後のスイーツだけでそうなるの? 多分、インスリンの分泌量が少ないんですよ。僕もだから」
糖尿病を患う同僚からは、こんなアドバイスももらい、さらに気が引きしまる。
友人の顔を思い浮かべて買った本だが、結局は自分のためになった。
↑
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
大好きなスイーツとお別れするのは悲しいですね。
わかりますよ。
でも、睡魔の元凶がスイーツとわかってからは別です。
仕事に支障があると困りますから。
チーズの欠点は塩分が多いこと。
プロセスチーズよりはナチュラルチーズがいいようです。
クリームチーズも好きですが、加糖してあるものはダメでしょうね。
スイーツと同じですもの。
純さんは一度に食べる量が多いようなので、減らさないと危険かも。
一応ストレスもたまっていないし、バランスがとれている気がします。
職l場でナッツくらいならいいかもしれませんね。スルメだと匂うからNGかも。
食後だったら血糖値に大きな影響がないと思っていましたが間違いだったようです。
とにかく眠いのがダメです。
しかも、イライラしたりパニック障害の症状が出たりすることもあるとか。
糖分の取り過ぎは怖いんですね。
ナッツとドライフルーツの小袋を買いました。
スルメは恥ずかしいでしょうね(笑)
チーズ、ナッツ、牛乳や豆乳、するめや小魚スナックなどは、以前どこかで聞き実践したことがありました。
低血糖タイプではないんだけど、他にも体にいいことがあるみたいなので。
家族がいると、いろんな栄養素をうまく摂るのは、難しいです。
全員が食べられるものはと考えると、そうはないものです。
実は、貧血や低血糖は心療内科と深いかかわりを持っています。
貧血だとイライラ、注意力散漫、些細なことが気になるなどの症状につながるとか。
低血糖は急激に下がった血糖値を上げようとして、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるときに、パニック障害のような症状が出たり、気分が落ち込んだりするようです。
たしかに、家族に好き嫌いがあると、その食材は出せませんよね。
うちではキュウリ、マンゴー、銀杏は出せません(笑)
眠気には勝てないので、私も何とかしなくちゃと思っていました。
睡眠不足もありますよね。
でも、医師によると血糖値が急上昇したり急下降したりするのは代謝異常らしいです。
そう言われると、体への負担が気になります。
ここには書きませんでしたが、アルコールも体への負担が大きいようです。
アルコールの代謝にはビタミンB3が使われるため、たくさん飲むとこれが欠乏するとか。
体の仕組みがわかったら、飲みたくなくなりました。
カマンベールチーズは3ピースくらい食べても大丈夫でしょう(笑)
たとえば人工甘味料。
「糖質ゼロ」を謳っている甘いものには人工甘味料が使われ、確かにカロリーは抑えられます。
けど、人体は高機能なんですよね。
口に「甘い」と感じるものが入ってくるだけで、「それ!インスリンを出すのだ!」と指令が出るのです。
実際には血糖値が上がるはずないのにインスリンが出てしまいます。
でも、働き場がない。
そんなことをしていると、膵臓が疲れてしまって糖尿病に…
人工甘味料で作られたアクエリ●スより、きちんと砂糖が入っている◆カリをお勧めするのはこういう事情があったりします。
ついでに、「リーキーガット」という言葉を検索してみてください。
きっと、チーズや乳製品を過剰摂取する気持ちが薄れると思います。
結局、何事もほどほどにして、ゼロか過剰かにならないようにするのが、健康の秘訣なのかもしれないと思ったりします。
人工甘味料の中には分解されないものもあるようですね。
砂糖のほうがずっといい、と書かれた本を読んだことがあります。
リーキーガット症候群は初耳でした。
日本人の7割とはビックリです。
食事は手作りで偏りのないものを用意しないといけませんね。
ゆるるかの「誤変換」は大笑いでした。
スマホって面倒くさいヤツみたい。