心に青雲 旧ブログ
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上記のブログを読んで私も、
「何の為に仕事を選ぶか」について思ってみた。
仕事の二重性～
「仕事」を個人的レベルで捉える事。
「仕事」を社会的レベルで捉える事。
人間が社会的―集団生活の中で生きている動物である以上、
個々の人間は社会全体の中では部分である。
それでも、その人間個人にとっての自分は全てでもある。
ここに、
自分の為に生きる＝社会の為に生きる、
または、
社会の為に生きる＝自分の為に生きる、という直接的同一性がある。
上記のブログでは、
お金の為、快楽の為…等の自分の個人的な目的・感情の為の
職業選択がダメなモノのように書かれているが…
私は、そうは思っていない。
仕事に求められるのは、個人的動機ではなく、結果である。
お金の為だろうが…快楽の為だろうが…
結果的に社会の為・人々の為になっているならOKあろう。
問題は、個人の認識の問題ではなく、
その集団・組織…社会的認識であろう。
例えば、振り込め詐欺集団の仕事は、社会の為になっているだろうか？
その構成員の一人一人が自分の為ではなく、集団為に仕事をしたとしても…
それは、犯罪行為であり、弱者から不当に金銭を奪う行為である。
しかし、
考えようによっては、使わずにいたお金が動く、という事で、
社会全体の活性化となり得るのかも？
否！これが、大金持ちからのお金なら、そうであるが…
老後の為の貯えのだまし取りだから…
アリの社会では、数十％働かないアリがいる。
その働かないアリ達を全て取り除いたら、
今度は働きアリの中から数十％の働かないアリが生まれるそうである。
働くを善とするなら、働かないが悪となる。
ならば働かないアリは、アリ社会の必要悪となろう。
さすれば、
振り込め詐欺集団は、人間社会の必要悪なのだろうか？
他人からお金を騙し取って遊んで暮らしいる人間からの振り込め詐欺は必要悪であろうが…
真面目に暮らしている人々からの振り込め詐欺は非道であろう。
さてさて、
「何の為に仕事を選ぶか？」であるが…
選ぶ個人的動機に正しいも間違いもない。
動機は何でもよいのだろう。
問題は、その個人の中での、
その仕事の社会での位置付け…
それは、
その仕事で
どんな人達に、
どんな利益を、
どのように与えられるか？
それによって、
組織が、
組織の構成員が
どのような利益を得られるか？
そんな事を考えるなら…
そもそも…
人の為にした事が、必ず社会の為になるだろうか？
自分の為にした事が、必ず社会の為にならない、だろうか？
自分の組織の為に頑張って仕事したら、
社会の為にならなかった事もあり得る。
その代表的な例が、戦争である。
自国の存在維持の為に戦う兵士の仕事は敵国の攻撃、
自国・社会の為に真面目に働く程に、他国・社会を破壊していく。
人は、何の為に仕事を選ぶか？
それは、自己生存の為である。
そして、自己生存の為の他者生存でもある。
「自己生存そく他者生存」
これこそが、仕事選びの目的であろう。
仕事選びを、
「自分の為」だけでは不十分だし、
「人の為」だけでも不十分。
仕事は、
お金が貰えて、
自分が楽しめて、
人の為になるモノを、選ぶのが正しい。
今、思うに…
心に青雲ブログは、組織・社会・全体へのウェートが重すぎている。
もっとも…
個人的ウェートが重かった私にとっては、非常に勉強になったが…
