新しい大河ドラマが始まりました。
平安時代を女性主人公で描くという挑戦的な作品となっています。
脚本は、『ふたりっ子』の大石静さん。
始まりは、安倍晴明の登場から。
時代は、貞元2年(977)年
京都に凶事が起きると予言。
ヒロインは、後の紫式部となるまひろ。
下級貴族の家に生まれます。
父は、藤原為時。官職から離れ、貧しい生活。
苦しい生活を支える妻・ちやはの姿が痛々しいです。
自分の家が豊かだったら?とか。
まひろは、学問に興味があり、弟は、全く興味がない様子。
為時が、まひろに、「おまえがおのこであったら、良かったのう。」
もうひとつの注目家族は、藤原兼家一家。
娘の詮子は、入内が決まっていて、いまや飛ぶ鳥を落とす勢い?
息子は、三人(実際は、もっといたそうですが。)。
とにかく人物関係がわかりにくいので、ドラマガイドを買いました。
三人の息子の末息子・三郎が、将来の道長。
あの有名な方です。
まひろと三郎の出会い。
二人が出会うとか、ちょっと信じられない展開です。
ただ、紫式部が主役だと政治関係のつながりが、薄すぎるので、このような設定になったと思われます。
二人の関係は、良いですね。
お互いに身分を隠して、でも、お互いにひかれあってしまうという流れがよくわかります。
紫式部、あの年齢で、女性で、漢文のことを理解しているなんて、天才だったのですね。源氏物語を書いたということしか知らない人ですが。
為時が兼家の配慮で、官職に就くことができるわけですが。
兼家という人物、なかなかのくせ者です。
為時を利用したかっただけなので。
そして、娘を入内させ、天皇家と大きなつながりをもっていくという作戦。
娘が、キイをにぎる時代だったのでしょう。
道隆(兼家の跡継ぎ)に娘が生まれたときも、とても喜んでましたね。
最後は衝撃!!!
母のちやはが、兼家の息子・道兼を刺して、殺してしまうという。
まさかこんな展開になろうとは。
しかも、まひろは、母は病死と言われてしまうという。
平安時代なので、資料は、ほとんどないでしょうし。
今まで、ドラマで描かれたことも少ない時代です。
好きなように物語がつくれます。
しかし、史実もあるので、そこらへんのフィクションとノンフィクションのさじ加減が難しいと思います。
第1回を観た限り、面白くなりそうだと思いました。
今回は、まひろも三郎も子役でしたが、次回から、吉高さんと柄本さんに変わるようです。