寛和元(985)年
この夜、花山天皇が唯一愛した忯子が、おなかの子と共に世を去ります。
花山天皇の落胆ぶりは、痛々しいです。
当時、死者は汚れたものだったのですね。
兼家と安倍晴明の会話。
兼家は、おなかの子を呪詛せよと命じたけれど、女御様まで亡くなったことが遺憾だったようですが。おなかの子を呪詛するだけでも、ひどいことだと思います。当時、陰陽師には、大きな力があったのですね。
安倍晴明が、「政をなす人の命運もあやつります。」と言っています。恐ろしやです。
まひろは、道長から遠ざからなければならないと決心。
「おかしきことこそめでたけれ」をテーマにした右大臣家を嘲笑した散楽をつくります。
しかし、右大臣家の警護のものたちが知り、散楽の人たちを襲います。
まひろがつくった散楽は、よくなかったと思います。
為時は、兼家に、帝の様子を知らせる役目をやめると。
結局は、為時は、いい人なのでしょう。
出世の道を外れることになるのに。
道長たち公家4人衆が、打毬に参加。
行成が腹痛のため、臨時に直秀が参加。
打毬を観に行く倫子たち。ききょう、まひろも、観に行くことに。
打毬、平安時代に行われた競技、全然知りませんでした。
現在でも行われているのですね。
その後、猫を追いかけたまひろは、公家たちの本音トークを聞いてしまいます。いいところの婿に入って、娘を入内させるのが、出世コースのようで。
道長が、果たしてそう思っていたのかどうかは定かではなかったのですが。
まひろは、誤解してしまったようです。
道長からの歌を焼いてしまいます。
花山天皇が、どうやら、早めに退位するであろう展開。
そうなると、兼家の間者でなくなった為時は、どうなるのでしょうか。
予告では、兼家が倒れるようです。
このまま亡くなった場合には、道隆が跡継ぎになるのでしょう。
しかし、将来的には、道長の世になるわけで。
道長が、キャラ変しない限り、出世コースにのるとは考えられないのですが。そのあたりがどう描かれるかが興味深いです。