昭和35年(1960)2月
原爆裁判の争点は、原爆投下が国際法に違反しているか、敗戦後放棄した米国への損害賠償を国が保障すべきか。
次回期日は、8月。
よねは寅子に、「意義のある裁判にするぞ。」。
☆心に翼
竹中は寅子に、「雲野先生に頼まれてね。この裁判を記録して欲しい、世に知らしめて欲しい。そろそろあの戦争を振りかえろうやという裁判だろ。」
本当にその通りです。竹中の記事が世に出て、世論を動かせたら良いですね。
百合の認知症は、進む一方。
余さんの表情が痛々しいです。それだけ、演技しているってことなのですが。
寅子は、更年期障害、百合は、老年性痴呆ではないかと言う航一。
百合のために、図書館で調べてきたようです。当時は、認知症という言葉は、なかったでしょう。
1年半後 昭和36年(1961)6月
百合は、いまだに、のどかが大学生と思い込んでいる様子。
のどかは、銀行員になっています。
星家では、百合の問題以外は、上手くいっている様子。
平日は、お手伝いさんに来てもらっているとか。今で言うヘルパーさんのようなものでしょうか。百合の認知症が、もっとひどくなると、素人では、どうすることもできなくなりますね。
原爆裁判は、結審せず。
原告側の鑑定人に尋問。
国側の鑑定人に質問する弁護側。
よねは、「憲法と国際法及び国際条約の規定では、法的にどちらを上位にお考えですか。」
「戦時中に、今の憲法は存在しません。」
「原告は、今を生きる被爆者ですが。」
こちらも、重いです。
※次回への期待度○○○○○○○(7点)