しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「コンピューターの熱い罠」 岡嶋二人  

2006年06月22日 | 読書
コンピューターを使った結婚相談所、エム・システムのオペレーター夏村絵里子は、登録者に恋人の名前を見付ける。
恋人、市丸輝雄はそれを、会社の独身者が全員、頭数揃えの為に入会したと説明する。
輝雄が勤める丸山倉庫もエム・システムも同じ丸山流通グループの傘下にあった。
しかし、入会審査の書類には簡単なことしか書かなかったという輝雄の話とは逆に、コンピューターのデータには、過去の病歴、資産など細部にわたり入力されていた。
不審に思った絵里子は、同僚の古川に相談する。
そして丸山倉庫の社員全員のデータが詳細なのを知るが、それを入力したのは自分達ではない事を確認する。
それを調べだした古川は、何かを掴んだ様だったが・・・・。


雑誌掲載時のタイトルは「その鐘を鳴らすな」。
結婚とコンピューターの話なので、どっちをタイトルにするか迷ったのでしょうか。
メインはコンピュ-ターなので、この方は分かり易いかも知れない。
使い方によって、悪の手助けにもなるコンピューター。今現在、こういう事が行われているかも知れない。
謎が2つ有り、それが話が進んで行くうちにひとつになる。

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