W県警本部教養課次席の梶聡一郎警部が妻を殺したと自首してくる。
アルツハイマー病で苦しむ妻が、息子の命日を忘れた事から殺してくれと頼まれ、首を絞めたという。
しかし、梶が自首したのは、妻を殺した3日後だった。
2日間、なにをしていたのか梶は語ろうとしなかった。
犯行をすべて認めて話すことを「完落ち」、何か隠しすべてを語らないことを「半落ち」という。
6章からなり、それぞれ違う人物が「梶聡一郎」と係わり、物語を進めていく。
梶本人が自分の気持ちを語ることはないが、周りから見た目で人物像が浮かび上がる。
真面目で穏やかで優しい人物。
物語は「空白の2日間」の謎を知ることと、警察と検察のやり取りがメインになっている。
アルツハイマー病の妻を殺したことはあまり問題になっていないということは、みんな仕方なかったと容認しているということか。
これからの社会を考えると、たくさん起こりうる問題だと思う。
裁判官の「藤村圭吾の章」で、やはりアルツハイマーの父親を世話している藤村が疑問を投げかけるが。本当の優しさとは。
こちらのテーマの方が読んでいて気になってしまった。
アルツハイマー病で苦しむ妻が、息子の命日を忘れた事から殺してくれと頼まれ、首を絞めたという。
しかし、梶が自首したのは、妻を殺した3日後だった。
2日間、なにをしていたのか梶は語ろうとしなかった。
犯行をすべて認めて話すことを「完落ち」、何か隠しすべてを語らないことを「半落ち」という。
6章からなり、それぞれ違う人物が「梶聡一郎」と係わり、物語を進めていく。
梶本人が自分の気持ちを語ることはないが、周りから見た目で人物像が浮かび上がる。
真面目で穏やかで優しい人物。
物語は「空白の2日間」の謎を知ることと、警察と検察のやり取りがメインになっている。
アルツハイマー病の妻を殺したことはあまり問題になっていないということは、みんな仕方なかったと容認しているということか。
これからの社会を考えると、たくさん起こりうる問題だと思う。
裁判官の「藤村圭吾の章」で、やはりアルツハイマーの父親を世話している藤村が疑問を投げかけるが。本当の優しさとは。
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