「動機」 横山秀夫 文藝春秋
4編からなる短編集
「動機」
紛失事故防止のために一括保管していた警察手帳30冊が保管庫から盗まれる。
犯人は。内部犯行も考えられた。
「逆転の夏」
殺人事件で13年の刑を終え出所した山本洋司。
その山本に殺人依頼の電話が入る。
断る山本だったが、話しを聞いてくれたお礼にと銀行口座にお金が振り込まれる。
「ネタ元」
県民新聞の事件担当記者、水島真知子。
仕事に行き詰まりを感じていた真知子に大手新聞社から引き抜きの誘いが掛かる。
何故自分なのか、真知子には思い当たることがひとつあった。
「密室の人」
安斎利正裁判官は審理の法壇で居眠りをして、妻の名を呼んでしまう。
任官22年にして始めての失態にうろたえる。
上司から新聞記事にならないように手を打てと言われる。
私生活を問題にする上司に安斎は戸惑いを覚える。
4編とも毛色が違う話で、それぞれ面白かった。
横山さんの物語はどれも何となく苛立ちを感じるものばかり。
それが、今回はタイトルの動機、「何故なんだ」という思いに集中している感じがする。
他人に接していて相手の気持ちなど簡単に分かるものではない。
他人と接していて、人はいつも何故という疑問を持っているのかも知れないと思ってしまった。
ましては日常ではないことが係われば尚更だ。
「動機」「逆転の夏」が良かった。
男女間のことがメインの話になるとちょっと俗っぽい感じがして、苦手だから。
4編からなる短編集
「動機」
紛失事故防止のために一括保管していた警察手帳30冊が保管庫から盗まれる。
犯人は。内部犯行も考えられた。
「逆転の夏」
殺人事件で13年の刑を終え出所した山本洋司。
その山本に殺人依頼の電話が入る。
断る山本だったが、話しを聞いてくれたお礼にと銀行口座にお金が振り込まれる。
「ネタ元」
県民新聞の事件担当記者、水島真知子。
仕事に行き詰まりを感じていた真知子に大手新聞社から引き抜きの誘いが掛かる。
何故自分なのか、真知子には思い当たることがひとつあった。
「密室の人」
安斎利正裁判官は審理の法壇で居眠りをして、妻の名を呼んでしまう。
任官22年にして始めての失態にうろたえる。
上司から新聞記事にならないように手を打てと言われる。
私生活を問題にする上司に安斎は戸惑いを覚える。
4編とも毛色が違う話で、それぞれ面白かった。
横山さんの物語はどれも何となく苛立ちを感じるものばかり。
それが、今回はタイトルの動機、「何故なんだ」という思いに集中している感じがする。
他人に接していて相手の気持ちなど簡単に分かるものではない。
他人と接していて、人はいつも何故という疑問を持っているのかも知れないと思ってしまった。
ましては日常ではないことが係われば尚更だ。
「動機」「逆転の夏」が良かった。
男女間のことがメインの話になるとちょっと俗っぽい感じがして、苦手だから。
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