しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「塗仏の宴 宴の支度」   京極夏彦 

2012年02月02日 | 読書
「塗仏の宴 宴の支度」   京極夏彦        講談社文庫

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。
「知り―たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。
非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。
敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。
十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。
     <文庫本裏カバーより>


シリーズ第6弾。




“宴の支度”ということで、色々なことが起こったところでまで。
続きは“宴の始末”へ。
これからどうなって、どう繋がっていくのだろうと続きを読むのが楽しみ。
今までの登場人物も重要な役割を持って出てくるので、前の物語もきちんと覚えていた方がいいのだが。
振り返って考えても、結構忘れている。
まだ読んでそれほど時間は経っていないのに、情けない。

京極堂が係る事件は、政治家や資産家が関係してかなり大掛かりなものが多い。
今回も、政府や進駐軍が係っているようす。
そして、怪しげな団体や個人もぞろぞろと。
登場人物が多く、また把握するのに大変。
今回は、関口、中禅寺、榎木津、木場とそれぞれが活躍しそうだ。


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