しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 J.K.ローリング  

2006年03月06日 | 読書
復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?
ハリーにはなんの知らせも来ない。そして突然ハリーは吸魂鬼に襲われる。
「不死鳥の騎士団に助けだされたハリーは、「騎士団」がなにか重大な秘密を守っている事を知る。
新学期が始まり、恐ろしい新任教授アンブリッジと黒い扉の夢に悩まされ続けるハリーに、チョウ・チャンが微笑みかける・・・・・。  (カバーの上巻あらすじより)

大切なO.W.L(普通魔法レベル)試験を控えた5年生は、日夜勉強に追われる。
疲れきったハリーは恐ろしい夢を見る。謎の夢は、ハリーの出生の秘密に繋がっていた。
ハグリッドの秘密、スネイプの秘密、そしてダンブルドアの秘密・・・・。
過去から未来へそれぞれの運命の糸が紡がれる。
そしてついに戦いが始まった。立ち上がるハリーと「不死鳥の騎士団」。しかし、悲しい死が・・・・。  (カバーの下巻あらすじより)

ハリー・ポッターシリーズの第5巻。
学年休みで、ダーズリー家で過ごしている、ハリーから始まり、ホグワーツ5年生での話。ハリーは15歳。
最初から吸魂鬼に襲われる場面があり、次から次へと色々な事が起こり、早い展開で物語が進んで行く。
ヴォルデモートの復活を信じようとしない魔法省はハリーの心を追い詰め、その指導者のひとりとも言える、アンブリッジが学校に乗り込んで来た事により、学校でも追い詰められるハリー。
今回はハリーが心から何かを楽しんだり、笑ったりする事もなく、イラついたり怒ったり悲しんだりの連続。理不尽な事で苦しめられるのが可哀想になる。
でも、ハリーが自分で招いてしまう事もある。ハリーはあまり自分の感情をコントロール出来ない性格だったのだと気が付いた。 
そして、この先の方向の示す内容が盛り込まれている。
先を早く知りたくて、読み進めていくが、心情的にはちょっとキツイ。
でも、物語としては、とても面白い。
ハリーのそばにいて、助けようとする、ロンやハーマイオニ-との感情の関係も大人っぽくなって来た。
それぞれの気持ちがきちんと書かれているので、感情移入もしやすい。それぞれの会話も楽しい。
ロンの妹のジニ-や新しい登場人物のルーナ・ラブグッドの存在感もいい。
大人になるのは、やはり女の子の方が早い。ロンよりジニ-の方がしっかりしてきた。
そして、今回は始めての魔法使い達の戦いもある。
話は全部繋がっているので、前の巻を振り返って確かめたくなる。

ハリー・ポッターは映画を先に観たので、読んでいてもそのイメージで人物が動く。
「炎のゴブレット」は観に行けなかったのだが・・・・。



   
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