「見知らぬ人」 エリー・グリフィス 創元推理文庫
The Stranger Diaries 上條ひろみ・訳
これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?
──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。
クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。
10月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。
遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。
それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。
事件を解決する鍵は作中作に?
<文庫本1頁目より>
3人の語り手と、R・M・ホランドが書いた怪奇短編小説『見知らぬ人』からなる物語。
3人は、英語教師のクレア・キャシディ。
サセックス警察犯罪捜査課の部長刑事ハービンダー・カー。
クレアの娘でタルガースの生徒のジョージー、15歳。
3人の語りは受け渡しではないので、重複するシーンも多い。
相手をどう思っているかが違うくらいで、あまり重複の意味は分からず、進展が遅いと思ってしまう。
ホラーや謎解きものだと思って読むとちょっと違って肩透かし。
『見知らぬ人』の見立て殺人という感じもちょっと違うような。
何だか、あまり入り込めないで終わってしまった。
挿入されている短編『見知らぬ人』が最後にもう1度出て来るが、今まで読んで来たのに、最後の1頁が加わっただけなので、全部載せることもなかったのでは、と思う。
この短編も特に面白さを感じなかった。
自分には面白さが分からない物語だった。
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