「希望の糸」 東野圭吾 講談社
汐見行伸と玲子夫婦は、震災で2人の子どもを亡くす。
もう1度、生きる為に子どもを作って育てようと決心する。
玲子は3人目の子どもが出来なかったので、不妊治療を受け体外受精を選択する。
そして何度かの失敗の後、新しい命が宿る。
金沢の老舗旅館『たつ芳』の若女将、芳原亜矢子は父親の遺言から、腹違いの弟がいる事を知る。
その名前は松宮脩平。加賀恭一郎の従弟だった。
松宮はカフェ『弥生茶屋』の経営者、花塚弥生が刺殺された事件を担当していた。
状況から顔見知りの犯行と思われたが、花塚弥生は誰もが良い人と言い、動機が見つからない。
『弥生茶屋』の常連客に、汐見行伸がいた。
加賀恭一郎シリーズかと思ったら、加賀は脇役。
その加賀恭一郎はこんな性格だったろうかと、あまりしっくりしないお節介屋な感じ。
松宮が調べる殺人事件もあるが、これは謎解きと言うより、いくつかの家族の物語。
推理物を期待していると、かなり物足りない。
親と子の繋がりの物語。
だから、こちらで感動出来るかと言うと、自分にはあまりしっくりこない事も多い。
血の繋がりと過ごして来た時間。
行伸の戸惑いが分からない。
そして、あんなにあっさり納得する萌奈も謎。
多由子がそんなにも動揺する理由も、いまひとつ。
哲彦の舞い上がりだけは分かる気がする。
血が繋がっているって、それほど大事なことなのだろうか。
汐見行伸と玲子夫婦は、震災で2人の子どもを亡くす。
もう1度、生きる為に子どもを作って育てようと決心する。
玲子は3人目の子どもが出来なかったので、不妊治療を受け体外受精を選択する。
そして何度かの失敗の後、新しい命が宿る。
金沢の老舗旅館『たつ芳』の若女将、芳原亜矢子は父親の遺言から、腹違いの弟がいる事を知る。
その名前は松宮脩平。加賀恭一郎の従弟だった。
松宮はカフェ『弥生茶屋』の経営者、花塚弥生が刺殺された事件を担当していた。
状況から顔見知りの犯行と思われたが、花塚弥生は誰もが良い人と言い、動機が見つからない。
『弥生茶屋』の常連客に、汐見行伸がいた。
加賀恭一郎シリーズかと思ったら、加賀は脇役。
その加賀恭一郎はこんな性格だったろうかと、あまりしっくりしないお節介屋な感じ。
松宮が調べる殺人事件もあるが、これは謎解きと言うより、いくつかの家族の物語。
推理物を期待していると、かなり物足りない。
親と子の繋がりの物語。
だから、こちらで感動出来るかと言うと、自分にはあまりしっくりこない事も多い。
血の繋がりと過ごして来た時間。
行伸の戸惑いが分からない。
そして、あんなにあっさり納得する萌奈も謎。
多由子がそんなにも動揺する理由も、いまひとつ。
哲彦の舞い上がりだけは分かる気がする。
血が繋がっているって、それほど大事なことなのだろうか。
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