「ファントム・ピークス」 北林一光 角川書店
長野県南安曇郡堀金村。
9月30日、烏川に支流の二の沢付近で、山菜取りに来ていた主婦三井杳子が行方不明になる。
それから半年後の4月26日、杳子の頭蓋骨だけが1キロほど離れた本沢で見つかる。
三井周平は、妻の不可解な死の理由を知らなければと思っていた。
そんな時、釣りに来ていた若者のグループの一人が突然行方不明になる。
同じ頃、遊びに来ていた主婦と子どもも行方不明になり、子どもだけが放心状態で発見される。
山で何かが起こっている。
得体の知れない不安を感じながら、周平は杳子と同じ原因ではないかと考える。
どのジャンルの物語か知らないで読む。
得体の知れない生物が現れ、雰囲気はスティーヴン・キングの世界。
分からないことに対する不安や恐怖がとてもよく伝わって来る。
しかし、これはしっかり実在する生物だった。
何だ、動物パニック物だったのかと、少々肩すかしの感だったのだが。
しかし、正体が分かってからは、その強力な存在感に圧倒される。
かなりリアルな描写で恐怖感は衰えず、先が気になる展開。
その動物の性質などは、今までそれほど強烈とは思っていなかった。
恐ろしさが、充分に伝わってくる。
そんな生態も興味深い。
そして、本来居るはずがない長野県の山に何故居るのかという謎解きも、面白さのひとつ。
ただ、こちらの話題は結構あっさりした感じ。
2本立てになると、勢いが分散しそうだからかも知れない。
ただ、対策の仕方が少々お粗末のような気がする。
早く専門家の意見を聞くなり、呼べばいいのにと思った。
その動物と向かい合って来た地方があるのだから。
手負いにする心配があるなら、まずは麻酔銃ではないのだろうか、とか。
長野県南安曇郡堀金村。
9月30日、烏川に支流の二の沢付近で、山菜取りに来ていた主婦三井杳子が行方不明になる。
それから半年後の4月26日、杳子の頭蓋骨だけが1キロほど離れた本沢で見つかる。
三井周平は、妻の不可解な死の理由を知らなければと思っていた。
そんな時、釣りに来ていた若者のグループの一人が突然行方不明になる。
同じ頃、遊びに来ていた主婦と子どもも行方不明になり、子どもだけが放心状態で発見される。
山で何かが起こっている。
得体の知れない不安を感じながら、周平は杳子と同じ原因ではないかと考える。
どのジャンルの物語か知らないで読む。
得体の知れない生物が現れ、雰囲気はスティーヴン・キングの世界。
分からないことに対する不安や恐怖がとてもよく伝わって来る。
しかし、これはしっかり実在する生物だった。
何だ、動物パニック物だったのかと、少々肩すかしの感だったのだが。
しかし、正体が分かってからは、その強力な存在感に圧倒される。
かなりリアルな描写で恐怖感は衰えず、先が気になる展開。
その動物の性質などは、今までそれほど強烈とは思っていなかった。
恐ろしさが、充分に伝わってくる。
そんな生態も興味深い。
そして、本来居るはずがない長野県の山に何故居るのかという謎解きも、面白さのひとつ。
ただ、こちらの話題は結構あっさりした感じ。
2本立てになると、勢いが分散しそうだからかも知れない。
ただ、対策の仕方が少々お粗末のような気がする。
早く専門家の意見を聞くなり、呼べばいいのにと思った。
その動物と向かい合って来た地方があるのだから。
手負いにする心配があるなら、まずは麻酔銃ではないのだろうか、とか。
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