「アルセーヌ=ルパン全集25 ルパン最後の事件」 モールス・ルブラン 偕成社
LES MILLIARDS D’ARSENE LUPIN 榊原晃三・訳
「ルパン最後の事件」
ニューヨークの犯罪新聞「アロー・ポリス」の社長秘書をする、パトリシア・ジョンストン。
社長のジェームズ・マッカラミーは信頼するパトリシアに、結婚の申し込みをする。
そして、一通の封筒を渡す。
それには、ある記録が書かれていれ、半年後に開けてその指示に従って欲しいと言う。
ジェームズは何か、秘密な企てがあるようだった。
しかし、その日の夜に、ジェームズと友人で弁護士のフレデリック・フィールズが何者かに殺される。
パトリシアは、生前のジェームズとの会話から、フランスでの仕事が関係していると推理する。
復讐を誓ったパトリシアは、フランスへと渡る。
50歳を前にして、もう静かに暮らそうと考えているルパンの物語。
自分の財産を狙われて、奮闘する。
しかし、知恵を巡らせると言うより、かなり冒険活劇。
派手な要素が多いから、読むより、目で見たい感じがする。
虎まで登場するのだから、凄い。
パトリシアも、新聞記者のシングルマザーと言うだけでなく、色々な素質が飛び出して目まぐるしい。
誰が味方で誰が敵か、その場面によって、コロコロ変わる忙しさ。
ドタバタした感じで、落ち着きがない。
もう少し、頭脳戦もあればいいのだが。
「山羊皮服を着た男」(短編)
暴走するリムジンがある村で目撃される。
そして、2人の男女の無残な死体が発見される。
犯人は姿を隠し、見つからない。
ルパンはその記事を読んだだけで犯人を当てる。
話しを聞いただけで、真相を見破る、謎解きの物語。
この犯人は、と思ったらちゃんとその説明もあった。
エドガー・アラン・ポー同じ。
事件は繰り返す。しかし、それに目を向けなければ気が付かない。という教訓。
「エメラルドの指輪」(短編)
伯爵夫人オルガの指輪が、ピアノを弾くために外して紛失する。
側に居たのは、マクシム・デルビノただ一人。
捜すと、今自分がそこに置いたと疑われるとマクシムが言うので、探さずに、探偵を呼ぶ。
やって来たデンヌリ男爵(ルパン)は、話を聞いただけで指輪を見つける。
これも、人間心理を考えた、謎解きの物語。
そんな行動を取る物だろうかという疑問も残るが。
うっかり忘れて言い出せなくなったというなら分かるけれど。
LES MILLIARDS D’ARSENE LUPIN 榊原晃三・訳
「ルパン最後の事件」
ニューヨークの犯罪新聞「アロー・ポリス」の社長秘書をする、パトリシア・ジョンストン。
社長のジェームズ・マッカラミーは信頼するパトリシアに、結婚の申し込みをする。
そして、一通の封筒を渡す。
それには、ある記録が書かれていれ、半年後に開けてその指示に従って欲しいと言う。
ジェームズは何か、秘密な企てがあるようだった。
しかし、その日の夜に、ジェームズと友人で弁護士のフレデリック・フィールズが何者かに殺される。
パトリシアは、生前のジェームズとの会話から、フランスでの仕事が関係していると推理する。
復讐を誓ったパトリシアは、フランスへと渡る。
50歳を前にして、もう静かに暮らそうと考えているルパンの物語。
自分の財産を狙われて、奮闘する。
しかし、知恵を巡らせると言うより、かなり冒険活劇。
派手な要素が多いから、読むより、目で見たい感じがする。
虎まで登場するのだから、凄い。
パトリシアも、新聞記者のシングルマザーと言うだけでなく、色々な素質が飛び出して目まぐるしい。
誰が味方で誰が敵か、その場面によって、コロコロ変わる忙しさ。
ドタバタした感じで、落ち着きがない。
もう少し、頭脳戦もあればいいのだが。
「山羊皮服を着た男」(短編)
暴走するリムジンがある村で目撃される。
そして、2人の男女の無残な死体が発見される。
犯人は姿を隠し、見つからない。
ルパンはその記事を読んだだけで犯人を当てる。
話しを聞いただけで、真相を見破る、謎解きの物語。
この犯人は、と思ったらちゃんとその説明もあった。
エドガー・アラン・ポー同じ。
事件は繰り返す。しかし、それに目を向けなければ気が付かない。という教訓。
「エメラルドの指輪」(短編)
伯爵夫人オルガの指輪が、ピアノを弾くために外して紛失する。
側に居たのは、マクシム・デルビノただ一人。
捜すと、今自分がそこに置いたと疑われるとマクシムが言うので、探さずに、探偵を呼ぶ。
やって来たデンヌリ男爵(ルパン)は、話を聞いただけで指輪を見つける。
これも、人間心理を考えた、謎解きの物語。
そんな行動を取る物だろうかという疑問も残るが。
うっかり忘れて言い出せなくなったというなら分かるけれど。
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