公園で演劇の練習をしている大学生。
大学の演劇研究会から独立して劇団を作ったが、まだ劇団名も決まっていなかった。
その劇団員に、突然「この劇団に入れてください」と声を掛けた少女、佐々木飛鳥は同じ大学の1年生だった。
芝居の経験はないという飛鳥に、リーダーの新垣は入団テストをする。
その時、団員がしていた練習の演技を飛鳥にさせると、飛鳥は臆することなく演じる。
シナリオライターを目指している、梶山巽は飛鳥の演技に魅入られる。
飛鳥はその劇団に入団するが、入って間もなく、ひょんなことから旗揚げ公演の話が舞い込む。
21歳の東響子は芸能一家に生まれ、小さい頃から演技の経験を積んで来た。
しかし、このままずっとこの世界にいるべきか悩み始めていた。
それでも、「夏の夜の夢」をモチーフにした芝居では、アイドル系の役者、安積あおいにライバル心を燃やす。
そんな飛鳥と響子が、女2人芝居のオーディションで演技することになる。
演劇界の話。
凄く面白いところと、なんとなく入りきれないところを合わせ持った物語。
面白いのは、オーディションのところ。
美内すずえさんの「ガラスの仮面」を思い出させる。美内さんの絵で、そのシーンを思い描いていた。
演技を文章で書くのは難しい。絵だと一瞬でわかる表情の変化などを書いていくのは大変だと思いつつも、よく分かるから流石だ。
しかし本当にこんな、難しい課題に取り組みながら、オーディションをするのだろうか。
そして、入りきれないのは、飛鳥が演技の天才だということ。
これも「ガラスの仮面」の北島マヤに似ているし、演劇界のサラブレッドが登場するところも似ているのだが。
飛鳥の人物設定が、現実離れ過ぎるのだと思う。
あまりにも世の中を知らないような、今無菌器から出てきて様な違和感。
周りが、と言っても気が付くのは少数なのだが、
「天才だ」と騒ぎ立てるから、天才なのだと押し付けられている感じがすること。
まだ、入口みたいな物語だが、続きが出来るのだろうか。
恩田さんは色々な作風があるが、これは本当にストレートな物語。
演劇といえば、恩田さんがキャラメルボックスに書き下ろした「猫と針」を観に行けなかった。
大学の演劇研究会から独立して劇団を作ったが、まだ劇団名も決まっていなかった。
その劇団員に、突然「この劇団に入れてください」と声を掛けた少女、佐々木飛鳥は同じ大学の1年生だった。
芝居の経験はないという飛鳥に、リーダーの新垣は入団テストをする。
その時、団員がしていた練習の演技を飛鳥にさせると、飛鳥は臆することなく演じる。
シナリオライターを目指している、梶山巽は飛鳥の演技に魅入られる。
飛鳥はその劇団に入団するが、入って間もなく、ひょんなことから旗揚げ公演の話が舞い込む。
21歳の東響子は芸能一家に生まれ、小さい頃から演技の経験を積んで来た。
しかし、このままずっとこの世界にいるべきか悩み始めていた。
それでも、「夏の夜の夢」をモチーフにした芝居では、アイドル系の役者、安積あおいにライバル心を燃やす。
そんな飛鳥と響子が、女2人芝居のオーディションで演技することになる。
演劇界の話。
凄く面白いところと、なんとなく入りきれないところを合わせ持った物語。
面白いのは、オーディションのところ。
美内すずえさんの「ガラスの仮面」を思い出させる。美内さんの絵で、そのシーンを思い描いていた。
演技を文章で書くのは難しい。絵だと一瞬でわかる表情の変化などを書いていくのは大変だと思いつつも、よく分かるから流石だ。
しかし本当にこんな、難しい課題に取り組みながら、オーディションをするのだろうか。
そして、入りきれないのは、飛鳥が演技の天才だということ。
これも「ガラスの仮面」の北島マヤに似ているし、演劇界のサラブレッドが登場するところも似ているのだが。
飛鳥の人物設定が、現実離れ過ぎるのだと思う。
あまりにも世の中を知らないような、今無菌器から出てきて様な違和感。
周りが、と言っても気が付くのは少数なのだが、
「天才だ」と騒ぎ立てるから、天才なのだと押し付けられている感じがすること。
まだ、入口みたいな物語だが、続きが出来るのだろうか。
恩田さんは色々な作風があるが、これは本当にストレートな物語。
演劇といえば、恩田さんがキャラメルボックスに書き下ろした「猫と針」を観に行けなかった。
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