明治の鉄道「まぼろしの大仏鉄道遺構」車で巡る 後編…木津川市加茂にて

2024-11-22 00:04:01 | 関西本線木津亀山間活性化
大仏鉄道遺構巡りコース」に挑み、
次なる目的遺構は…公園の近くらしく、無料駐車場あり、までは調べました。
加茂町の「城山台公園(大仏鉄道公園ともいう)」へ。(※「城山台」ってどんな街?/不動産屋さん情報です💦)
 
google naviを頼りに無事に着きましたが、さてどうやって行けば遺構に着くのか?
少し悩みました、どの方向に歩いて行けばいいのかな、と…
ここは平成に出来た新しい住宅地のようで、
田舎の城下町に住んでる身としては、便利そうだなぁとは思うものの、さて、
引っ越すか?と問われれば多分ないんだろうなぁ、なんて一人勝手なことむにゃむにゃと…

歩道もある二車線道路を少し歩くと、ちゃんと説明版がありました。
傍にはゴルフ場、そして綺麗な道路から外れ案内版通りに進むとなんと田園風景!
大仏鉄道遺構の親切な案内版のおかげで迷う事なく進めて安心です。

では、見学順に
 
『赤橋』の説明版と網の向こうにボヤっと見える橋台。
道路と同じ目線で見えるあそこにきっと鉄路が敷かれていたんだろうなぁと…
ロマンをかきたてられる風景ではありますね、そしてなんたって高い。
早く傍で見たいではありませんか。
金網沿いに歩くと次の説明版。
梶ケ谷隧道
 
宅地とは対照的な田園風景にむしろ郷愁を覚えます…
きっとこの畦道は軽トラックか農耕車しか通らないんだろうなぁ、と歩いていると
目の前に現る隧道(いわゆるトンネルですが)、じゃ~ん!
  
アーチ部分は煉瓦でイギリス積み、側壁等は御影石、なんと贅沢な!
そして長さは16mほど。
通り抜けて反対側から
  
今来たところを振り返りつつ次の遺構へ行きましょう。

そのまま道なりに進めばすぐそこです、『赤橋』、煉瓦造りの橋台。
  
歩いて通り抜けられ、上を見上げてビックリ。
数本の木材と石材の基礎の上に鉄路を敷いていたんですね。
人を乗せた列車がこの構造の橋を通っていたのかと思うと、
当時の技術者は一生懸命研究しつつ、しかも早く開通させなければと必死だったんだろうなぁと思いを馳せます。
でもね、隅の花崗岩の石積みを見ているとやっぱり「石垣でしょ、算木積みだよね」と。
これはきっと丈夫だし、廃線になったとはいえこれからもずっと残るよね、と確信しておりました。
日々「上野城の石垣」を見ているもんだから、もう自慢したくなるわけですよ(笑)。

ここの道は今は生活道路、もちろん通れます。
  
橋台を脇で支えるのもやっぱり「石垣」、スゴイですね、石工さんの技です。

高~い橋台を見て(そっかここをあの赤い「いなづま号」が走っていたのか)
カッコイイよね、前回のCGを見て、(木津川の渓谷を走ってほしいと、また夢みちゃいました(笑))。
そのまま道なりに歩いて行くと車を止めた「城山台公園」に出ます。

さぁ、もう一つ、今回のミニ遺跡巡り最後になりますが…
鹿背山橋台』ですが、戻るルートの途中になるのかなぁ。
心細くなるような細い道を通りましたが、ほぼ一本道なので迷いません。
前から車よ来ないでね、と祈りつつでしたが、
「見学の人以外は来ることはなさそう」な場所でした。
  
水路の上を通っていたようです。
上にはもう鉄路はありません、細い水路を渡る石橋を叩いて?渡りましたが大丈夫でした。
でもその先は進めません、水路は続けど崖のような感じだったので。
  
直角の石積みはやはり丈夫な「算木積み」。
この遺構も傍らを支えるのは石垣、立派です。何度も書きますが丈夫なんです。

なんだか珍道中のような迷える遺構巡りみたいですが、今度来ることがあれば
残りの遺構を踏破してみたいです、できることなら最後は佐保川沿いの桜など見てみたいとも思ったり…夢は見るもの、残すもの(笑)。

ぼちぼち帰る時間となりました。
いつものように国道163号線いづみチャーミングロードを戻ります。
もう恒例になった「山城国分寺跡(恭仁京跡)」経由で
  
晩秋の大きな柿の木、秋桜を見て、海住山寺のある山を眺め、

帰路に着きました。

いい旅でした、実質9年間は走っていて、
大仏様詣でのお客様を運んでいた路線がそこにあったんだということ、
しっかり目に焼き付けてきました。

地図を眺めていたらまだまだ行きたいところは数知れず、
いつかはきっとJR各種路線や私鉄にもお世話になって、
そこここに行きたいなぁと考える今日この頃です。

ではまた
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治の鉄道「まぼろしの大仏鉄道遺構」車で巡る 前編…木津川市加茂にて

2024-11-19 12:03:50 | 関西本線木津亀山間活性化
広報いがの10月号で「JR関西本線に乗っておでかけしませんか?」というイベント紹介がありました。
気になっていましたが、他のイベントと重複していたこともあって、
申込を断念しておりました💦
たまたまというか、運よくというか一日フリーになったので慌てて計画。
知人と共に、イベント参加ではなく私的に訪れることができた、わけです。
いつもの163号線南山城界隈経由です。
  
左)やまなみホールを眺め、
中)恋路橋ではハイキングのみなさん、
右)笠置のキャンプ場、晩秋にしては暑過ぎましたがキャンプには丁度良かったかもですね。

過去ログより「JR沿線の鉄道遺産の旅」には参加していたので、
この路線、現在は走っていなくてまさに「まぼろしの鉄道」で、
とても気になる存在だったのです。
歩いて行かなかったのが唯一の心痛むところですが、急遽現地訪問実行叶ったので良し!とします。

JR関西本線「加茂駅」前では『かもまつり』というイベント真っ最中、
駐車場は冠婚葬祭社の臨時駐車場が解放されていたのでまずそこに駐車。
イベント会場は「加茂駅東公園」、なかなかの賑わいで、人を避けつつ最初の遺構探し…
公園内でまず「大仏鉄道って?」

「イギリス製の赤い蒸気機関車」って、見てみたかったなぁ…

木津川市記念」に(リンクは観光協会です)

昔は「水運」、今は「鉄道」。ここは木津川と共に生きてきたところ…
「奈良東大寺の大仏さんに向けて鉄路」ができたようで、
でも「大仏さん」だけでは経営おぼつかなかった、かもしれませんねぇ💦

さて、イベント会場の方にお聞きしました、「煉瓦積みの加茂駅ランプ小屋」ってどこ?
意外と知られておらず、2・3人の方にお聞きしてやっと場所がわかりました。
加茂駅の陸橋を降りて道側にあるらしい…
 

 
目の前で見ることが出来ます、まさに煉瓦積みそのもの。
オランダ積みと書かれています。

「明治30年」という歴史を語る「建物財産票」という記録もバッチリ!


駅から駐車場に戻る時見つけた面白い赤いブラシの木、
名前を調べたらほんまに「ブラシの木」でした(笑)。


加茂駅北側の観光マップ、ふむふむそうそうなんてね、一人納得してました。

では、休憩を兼ねて真盛上人さまゆかりの地、もちろん高虎さんつながりの「常念寺」へ
   
観音さまと紅葉、いい雰囲気を醸してました。

では「大仏鉄道遺産」、お次は…
案内はかなり親切に掲示されていました、ほぼナビと共に行けば迷うことはありません。
 
但し、生活道路を通るのでかなり狭道であることは確かです💦

観音寺橋台
田園風景を抜け、森を進むとやがて開ける景色の中、
そのまま車は通り抜け出来ますが、途中で止めて…
 
普段ならあまり人々が訪れることは無さそうな場所ですが、しっかり案内版はあります。
ここら辺りかなり親切な「遺構群」だと思いました。

  
詳しいことは解説版で、
ここは「JR関西本線/大和路線」が並走しているらしく、
観光マップ的には「現行の列車と一緒に」撮りたい廃線風景らしい。
(ワタシは、そこは諦めて)
直角に積まれた「算木積み御影石」の新・旧ならぶサマに感動!

つづく
そしていきなり追伸、
こんなCGを見つけました💗
幻の大仏鉄道 電光(いなづま)号走行
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しまがはら「歴史漂う紅葉の街道散策」、竹藪を下って「峰の六地蔵」、そして「やぶっちゃ」へ。

2023-12-03 00:19:56 | 関西本線木津亀山間活性化
今年の紅葉はいかがなものかと心配していましたが、
ここにきて一気に紅・黄葉は目を喜ばせてくれます。
「与右衛門坂」の急坂もなんのその、頑張れば上れました(笑)。
(景色のご褒美のおかげですが…)
上り終えれば、ココが最後の一軒という民家の庭先で、鮮やかな「肥後菊」?
「お疲れさん、花を見て癒してください」と言わんばかりに咲き誇っています。
   

写真ばかり撮っていて若干遅れたのですが、ここで多くの人が待っている?
何事かと説明をよく聞けば、
この先の「峰の六地蔵」への道中は一人ずつしか通れないほどの狭い道であるとのこと。
いくつかのグループに分けて行くことになるので、小休止ですね。
  
ここを行くの? この先は崖? 急坂?
戻って来た人に聞けば、今度は一気に下るそうな…
不安な反面ワクワクもしますが、ワタシのようにコケやすい人間は、
転ばぬ先の杖は必携のような気もします。

畑の間の細い道、交代にしか通れない道、では進みますか…
   
「案内碑」では「苔の道」って彫ってありますが、
晩秋なので苔よりも竹の葉っぱの方が良く滑りそうなので気をつけないと…
竹藪の中の急坂を下るくだる…
 
下りること約5分、人だかりで見えませんがきっとこの先に岩に掘られたお地蔵様が
島ヶ原のことに詳しい案内人の方が説明してくださってます。
お地蔵様一体ずつ持ち物が違いますって、近づいて見たいです(笑)。
しかし、次のグループが待っていることを思うと長居もできず、
 
コケてる説明版をしっかり撮って、拝ませてもらって、
さぁ戻りましょうか💦

伊賀市指定文化財「峰の六地蔵摩崖仏」(伊賀市デジタルミュージアムより)
≪峰の六地蔵磨崖仏は、高さ1.7m、幅5.6mの自然石に長方形の枠内に六地蔵が半肉彫され、
「本願沙門常佐」などの陰刻が見られる。
他の六地蔵と比較しても大きく、各地蔵の持物も錫杖や数珠、香炉と細かく変化させている。≫

・・・・・・・・・・

石に掘られたお地蔵様を見ていて、大変有難いのですが
今一つ分かりにくいものがあります。そこで、これは後日談なのですが、
実は良いタイミングで「伊賀の石造文化を見て、感じる」という展示会がありました。
そのなかで「峰の六地蔵摩崖仏拓本」を見ることができました。
ここで紹介しておきます。
 

・・・・・・・・・・

同じ道を上りますが、周りの竹の木やその他の樹木が触れるところにあって大助かりです。
それらの木々のおかげで誰も転ぶことなく無事に戻ってこられたはず、だと思います。

本来なら、ここから旧大和街道を東へ進み「三本松池」「芭蕉のしりもち坂」」へ行く段取りでしたが、
残念ながら時間がかかり過ぎるとのことでショートカットして、このまま「島ヶ原温泉/やぶっちゃ」へ行きます。
その道中の空、秋らしい雲がいっぱいで遠くに見える「三国越え峠」の山並みとの景色が素晴らしく、
見惚れてばかりでどんどん遅れます、あまり協調性のないウォーカーです
どうかみなさまは真似されないように、
最後尾を守るスタッフさんにも追い越される始末で、ごめんなさいです。
有難いのは次のグループがまだいらっしゃるということで💦
(余計なことを書いてないで)
歩いてて何が楽しいって、青空にひつじ雲?ぷかぷか浮かぶ面白い風景に出会えることが…
「旧大和街道」交差点で、ここを11時30分発。
  
ひたすら下る、膝もガクガクの下りです…下り切ったところは「天理教」、
その手前に「お稲荷さん」です。紅葉バッチリ。
  

ここで国道163号線を渡り、ずっと川沿いの道を(特別左側通行です)東へ進む。
  

   
「やぶっちゃ」の屋根が見え、「鯛ケ瀬」の河原、夏なら遊びたいところ(笑)。
川面に映る雲、穏やかな川、こんな日もあるんですね

12時5分、やぶっちゃ温泉到着!!


🍱(@1000)と「草餅」を戴いて、
お迎えの電話をして、待ってる間に美味しい食事をし、
残るみなさんに別れを告げ、非日常から日常に戻りました…

後半のウォーキング心残りでしたけど、歩いたこともあるコースなので、まっ、いいか。
岩倉水力発電所跡」まで歩いて、島ヶ原駅へ戻るというなかなかハードな行程だったそう。(リンクは「伊賀の電気王/田中善助」)

では「歴史漂う紅葉の街道散策2023」はこれで終わることといたします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しまがはら「歴史漂う紅葉の街道散策」、「与右衛門坂」と紅葉のご褒美。

2023-11-29 00:41:30 | 関西本線木津亀山間活性化
穏やかな木津川を横目に少し進み出したのが10時50分過ぎ。
昔は船着き場だったと思われる道、下流の流れを撮りたく下る道に見えますが、
  
ここからは山に向かう感じで進みます。
へばりつくように家並みがあり、狭い生活道路をふつうに車は通ります。
お住いのみなさま、運転技術は素晴らしいものをお持ちです、
ここへ車を収めるのかと感心するばかり…。
 
しばらく上り坂、どんな急坂なのか、伝わればいいのだけれど、
写真ではイマイチですね💦
でも侮るなかれ、油断するなかれ、これはごく普通の坂道(らしい)。
  
大体ワタシは遅れます。一人で行くときに迷わないため、目に焼き付けるため。
確かにここを歩んだという記憶のため、写真を撮る。
ほんとはすでに疲れてるのですが(笑)、平気を装いつつ…
下ったと思えば、まだまだ続く急坂ですが、これでもまだ普通の坂道(のようで)。
上り出してまだ5分💦
「与右衛門坂」案内板にやっとお目にかかります。
  
ここで「もうあと一息ですよ」と声をかけられますが、
前を見て、あの上の方に家が見えます、あそこに行きつかねばなりません!
あの坂が・・・
大和街道に『笠置峠か与右衛門坂か、江戸の箱根はなけりゃよい」と
うたわれた急坂の与右衛門坂。
この名前には、藤堂高虎の通称が与右衛門だったから、
という説も≫あるそうな。

さて、もう一気張りしますか、正面に曲がりくねった坂道が見えるでしょうか?
  
石垣と白壁と、これだけ積まないと平衡は保たれないほど…
  
気がつけば、素晴らしい紅葉
  
長く上り続けた気がしますが、着いたのは11時です。
上り始めて10分、ご褒美のモミジに感動、
よく来ましたねと、褒められたような気分です。
  
高虎さんや芭蕉さんもここを上っているはず、
急坂道と素晴らしい紅葉を共有できたなぁと

次は、何が待っていてくれるのでしょうか…
ではつづく。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しまがはら「歴史漂う紅葉の街道散策」、序章木津川を渡る。

2023-11-27 18:19:00 | 関西本線木津亀山間活性化
柘植地区に続き、JR関西本線利用促進を含めて秋を楽しむコースでした。
ウォーキング日和の2023年11月23日(木)、JR島ヶ原駅集合。
10時前後に三々五々と集まります。おそらく70名を超す方々の参加かと…

私的に、木曜日午後の欠かせない所用を忘れて申し込んだこともあり、
昼食休憩地の「やぶっちゃ温泉」まで家人にお迎えに来てもらうという
予定外の行動もありましたが、今回の前半ウォーキングは
トレッキングポールを持参して良かったな、と思うほどの坂道コースでした💦

語り部仲間に🚙で迎えに来てもらってJR島ヶ原駅到着は10時前。
たっぷり時間があるので駅の界隈と到着列車を撮りたく散策。

JR島ヶ原駅」にて

この日の朝は冷え込み、おそらく早朝は「雲海」が見られたと…
その名残の朝霧たなびく山裾を遠くに眺め、
  
加茂からの到着列車、おっつけ亀山からも到着。
加茂に行く列車を見送って、集合場所の駅前へ。

集合近くの踏切「玄土坊」とな、名前の謂れを知りたいところですね。

≪明治30年関西鉄道の停車場ができ、貨物輸送も活発になり、
耐火粘土が産出されるようになってからは牛馬車で停車場に粘土や石材が
運び込まれるように。≫

  
ご挨拶などもろもろ済ませ、いざ行かん。
本日のコースは、

予定コースの「芭蕉のしりもち坂」「三本松池」は省略となり、
少し残念(一人では行けないと思っていた場所なので)な思いは持ちつつも、
今日はどんな景色が待っているのか…

駅前から島ヶ原を通る「旧大和街道」に出て『旧本陣』。

 

≪鉄道が開通してからは、街道往来も寂れ、牛馬運搬業や旅籠屋の転業した。
一部牛馬運送に従事していた者は鉄道に就職する者も数多く、
のちに島ヶ原村は国鉄村といわれるほど就職者が多いのもこのためである≫とか。

街道を東に進むと「木津川」に出ます。
  
チラッと聞くところによると、旧本陣の中の「松屋」という旅籠屋は
「鍵屋の辻の仇討ち」の相手方:河合又五郎が泊まった宿だったとか。
その河合又五郎の動向を木津川の対岸から眺めていたのが荒木又右衛門一行。
ここでその対岸の川南地区を眺めますが、山に沿うように家並みが見えます、
そのどこかに隠れ潜んでいたのかと想像は膨らみますが…

当日は穏やかな日で、川の流れもゆるやか、「水鏡」絶景に見惚れておりました
  
さぁ、「島ヶ原大橋」を渡る、
橋の北側でも対岸の家並みがほんとに綺麗に映り、秋ならではの景色かと。
 

さぁ川を渡り終え、どんな坂が待っているのか…
昔の旅人に思いを馳せることにいたします。

つづく。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の柘植地区へ、爽やかにウォーキング。(目指せ!JR関西本線活性化)

2023-11-25 16:05:00 | 関西本線木津亀山間活性化
気候の良いこの時期、柘植地区だけで5つものイベントが重なり、
悩ましくも結局慣れ親しんだ「徳川家康伊賀越えの地を訪ねる 紅葉の秋を巡る歴史街道ウォーキング」のコースに申し込みました。
これを決めてから「ミツマタ植樹/霊山麓」があることを知り、
直前までどっちにしようと心は揺れましたが、キャンセルするのも申し訳なく、
初心を貫くことに…

・・・・・・・・・・
ミツマタ植樹」のことは知人のFBご覧いただければと思います。
・・・・・・・・・・

ウォーキング日、2023年11月19日(日)、上天気
出発は伊賀鉄道、この路線も(気まぐれで申し訳ないけど)応援しないと…
この路線、ICOKAカードは使えず現金で、伊賀上野駅まで片道260円也。
 

伊賀上野着、亀山行きと加茂行きどちらも「お茶の京都トレイン」 初乗車です。
ワタシが利用するのは土曜or日曜、乗るときはいつもほぼ満員です。
利用活性化に関しては土・日はバッチリかと…
 
柘植駅着、向かいのホームは「草津線」。

柘植駅集合。出発は10時の予定。
  
今回のウォーキング前半は、ワタシ的には復習なので過去ログでご案内①
(煉瓦塀、積殖(ツミエ)の山口、道の駅いが、福地氏城跡・万寿寺(過去ログ②)

  
(左)積殖(ツミエ)の山口辺りで『旗山』を望む、
(右)道の駅いがでNINJAづくし。

(左)「福地氏城跡(芭蕉公園でもある)」の土塁、その上から。
(右)「野面積み石垣」が残る福地氏城跡。
  
この城跡の傍で、「ミツマタ植樹」が終わったメンバーがふるまいで休憩中に遭遇。
知人にも会い、ミツマタ植樹の感謝を伝えました

   
↑「万寿寺」

↓「徳永寺」
道中で「葉牡丹」、正月の準備でしょうか
  
ご住職からお話を伺い、やはり家康さま立ち寄り先に間違いなく、
ここから先の「加太越え」をどうして越えて行ったのか、
今後の研究課題であるとおっしゃってました。益々興味が湧いてきます。

「都美恵神社」
  
若い神主さんから歴史を伺う。

関係者の皆様、柘植の語り部の方々、お世話になりました。
訪れるたび、知らなかったことの発見やら、柘植の歴史は面白いと再確認するやら、
そして新しく巡り合う方やら、楽しいウォーキングでした。

終了後、知人を連れ新堂駅前の「SINDO YARDS」へ行き見学。
いい場所ができたねぇ、また来たいねと。

新堂駅に立ち寄ったこともあり、
「昔、新堂駅から行列ができるほどの有名な病院があった」とのことで、
案内をしてもらいました。「橋本病」発見者…ですと。
 
(右)病院跡地のようです。
詳しくは↓
橋本策(ハカル)生誕の地碑。(伊賀市HP/伊賀ぶらりより)

他にも凄い人はいるのです、

石板を読んでいると、伊賀國阿拝群新堂村の偉人伝です。

知らなかったのか?と言われそうですが、まだまだひよっこだなぁと(笑)。

では、次のウォーキングは「島ヶ原」かなぁ…
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳川家康伊賀越えの地を訪ねる秋のウォークイベント、あります。

2023-09-06 14:08:36 | 関西本線木津亀山間活性化


申込コチラ
但し、受付は令和5年10月2日(月)から開始
ウォーキングイベントは「要予約で先着70名」だそうです。

過去何度も歩いていますが、ここは何度でも歩きたくなるコースです
万が一、外れてしまっても私的にも歩けるコースなので行きませんか?

ではご連絡まで

今日は「愛染院/古郷塚」の百日紅が満開だったので、
雨の降る前に・・・行って来ました。
写真の整理ができたら、またね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅ればせ「春の島ヶ原歴史街道ウォーク」後編、「百年蔵見学」など

2023-05-09 00:21:01 | 関西本線木津亀山間活性化
福岡醤油店」で醸造された醤油は通称「はさめず」と言っていますが、ちゃんと謂れはあります。
まさかその「蔵」を見学させていただけるとは…
なかなか個人では行けないなと思っていましたので、これは「チャンス」と。
このウォークイベントに申し込んだもう一つのきっかけですね。
歴史街道を歩いて、120年の伝統があり、
登録有形文化財でもある「はさめず醸造蔵(百年蔵)」を見学できる…楽しみでした。
 
煉瓦造りの「水タンク」、隣の建物の壁はなんたって「」。
なんで「紫」なのかはリンクをお読みくださいね。

島ヶ原の「福岡醤油店」さんは、HPによると
醸造蔵、木桶、麹室は120年以上の歴史があるそうで、
登録有形文化財として指定されており、蔵全体が博物館

ではまず、
はさめず100年蔵の「歴史」と「麹室」から…
 



次に、


はさめず100年蔵の「醸造室」。


壁にしみ込んだ醤油醸造の染みを見ていると、
令和の今、120年以上も経っているにもかかわらず、
連綿と受け継がれている製法や木桶など歴史を感じるものばかり、
感慨深い見学となりました。

醤油の残り香を身に纏う感じで先に進みます。
  
大谷川沿いに歩いていくと、こんもりと「森」が見えます。
次の目的地は…【鸕宮神社】(ウノミヤジンジャ)。
  
裏手側から入ったので、この長い石段を下ることになりました。
下りた先にはかなり巨大な苔生す「石灯籠」(伊賀市文化財)。


「鸕宮神社」訪問記(過去ログより)

いよいよ昼食時間になります、
「島ヶ原会館」に寄り、手作りのお弁当をいただき、
「やぶっちゃの草餅」もあって一気に食べちゃいました。
 
ここでは高校時代の旧友がいてくれて、
純米大吟醸/しまがはら元頭(eto:えとー)」造りに関わっているとのこと。
なんと嬉しい再会でした、こんなこともあるんですね…

先をいそいで「大和街道/旧本陣」を歩きます。
 
歴史ある宿場町の立派な街並みを歩いていたのですが、
「屋号」でも何か掲示されていれば、
よりいっそう風情を感じられたかもしれないと思いつつ、
「島ヶ原駅」に到着。

駅の陸橋を渡り、東西を見渡し、
  
真ん中が広く空いているのは「なんで?」と素朴な疑問。
「昔、貨物列車が通っていた線路跡ですよ」と(dawnさんに)教えられ、
またひとつ、歴史の新発見をしたウォーキングになりました。

復路の伊賀鉄道は「ふくにん」。


季節外れのウォーキング報告になってしまいました…
そして、買い物したお土産の数々、

ウォーキングの間、市役所担当者が「🚙で」運んでくれたので大助かりでした(笑)。

私的なことですが、いよいよ「同窓会」まで1週間。
最終打ち合わせに行ってまいります。
ワクワクとドキドキと、変な緊張感にあふれている今日この頃。

ではまた
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅ればせ「春の島ヶ原歴史街道ウォーク」、写真で振り返り前編。

2023-05-07 15:21:25 | 関西本線木津亀山間活性化
(ウォーキング決行日は2023/3/26/日、雨、報告遅しあしからず)

天気予報では「」だったので、決行されるのかされないのか?
不安な気持ちで過ごした前の日。
少雨決行!」ということなので、
足元と着衣に気を付けつつ「上野市駅(忍者市駅)」を9時42分に出発しました。
(今回はdawnさんともご一緒)
 メーテル、鉄郎、芭蕉さんトリオ

  行く先をキリっと見つめるくノ一

時が経ちすぎると忘れてしまいそうになる不安を持ちつつ、今日まで来てしまった💦
今日(5/7)の雨模様とフェスタの疲れを癒すには思い出にふけるのもいいかと…
写真で振り返ることにいたしました、主催者の方には申し訳ないほど遅なってしもたわ(ゴメン)。

桜は見頃だったはず、
いろんな花々が混在する「春の島ヶ原歴史街道ウォーク」へ、いざ行かん!
当日の案内パンフレットとコース図から
 

伊賀上野駅で「関西本線/加茂行」に乗車、知人Yさんとは車内で合流。
島ヶ原駅到着は10時頃、出発は10時30分なので余裕。
顔見知りの方々がちらほら、なぜか安心しますねぇ。
雨中のウォーキングですが、
そぼ降る雨の中の島ヶ原田園風景はなかなかいいものです。
踏切の傍に「地蔵堂」、横を通り抜けていきますが、
傘を差しつつなので微妙にピントが合わない、これまたあしからず。
  

低い峠道の上り坂を上りきると視界が開け、見晴らしがよくなり、
  
ここら辺り、立派なお屋敷が多い。

そして、土筆が林のごとく繁るところに「石碑」、
第一の目的地【薬師堂摩崖仏】を上から拝ませていただく。
  
丁度カメラマンがいるところまで下りることはできますが、
先を急ぐ旅なので、様子だけ…

その丁度向かいにあるのが『薬師沢六地蔵

六地蔵は、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に住む生き物を
様々な苦しみから救済するという信仰からきているようで、
墓地入口などで見られることが多い、ここでは個人で管理されているとか。

その先で「はさめず醤油蔵見学班」と「正月堂見学班」に分かれます。
ワタシがいる班では、先ず『西念寺』山門辺りで語り部さんのおはなし。
  カヤの木(伊賀市天然記念物)と山門

その先少し歩くと、

自然災害伝承地碑(島ヶ原正月堂前)

桜に出迎えられ【正月堂】へ。
  
楼門表側の「金剛力士像」、
裏に回れば(本堂側から)「多聞天・広目天像」。
 
正面に『国寶正月堂』。
  
語り部さんに詳しいお話を聞いたはず、
聞いたとおりに書けない自分が情けないですが、
遅い春と早い春の混在した花々に見惚れてました。
 
椿、桜、コバノミツバツツジ、レンギョウか、
さまざまの事思う花たちでした。

 
この「正月堂」のある『観菩提寺』も、
実は「天正伊賀の乱」で本堂と楼門以外の堂は焼き尽くされたらしく、
現存しているのはこの二つ。

おまけの話になりますが、もひとつ貴重な経験は、
2015年11月に33年に一度の御開帳『十一面観音像』を拝ませていただいた記憶。
(観音様のお写真は当然ながらございません)


では、第2のメイン見学地に向かいます。
 
道中、雲に霞む北側には「三国峠越え林道」の通る山並みがあるはず、
残念ながら雨雲に邪魔されていますが、きっと今頃「桜が綺麗だろうねぇ」と
仲間たちと話しつつ歩いておりました。
さぁ、いよいよですよ、

「はさめず醤油蔵」到着。

では、ここで前編終了。
何とか思い出せてよかったですが、細かい説明が書けなくてごめん。
これからの季節、新緑清々しく気持ちよく歩けると思います、
素朴だけど歴史ロマン溢れる島ヶ原の道、ぜひ歩いてみてくださいね。

では後編は、また。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関西本線「JR伊賀上野駅」でまさかの…(プロローグ)

2023-04-02 15:25:44 | 関西本線木津亀山間活性化
10時30分出発の「伊賀の里歴史ウォーキング」で
参加者の到着を待つ間に、ずっとホームを見ていました…子どものように(笑)。
9時50分過ぎ~10時18分到着の列車まで。
ここJR伊賀上野駅は伊賀鉄道」への乗換駅でもある。
ここは「1番ホーム」、
そこにピンクの忍者電車。


伊賀鉄道と同じホームだけど「関西本線加茂行き」が来るのは「2番ホーム
日曜日は大体2両で走ることが多いみたいで、
9時59分発の列車を何気なく見送っていた…

2両目、えっ?まさかの「お茶の京都トレイン

大慌てで二度シャッター押し、ぽわぁ~んと見送る…
 

今度は亀山行き」が「3番ホームに来ます。
(23:40修正、亀山行の列車が止まったのは「4番ホーム」でした💦)
いわゆる「島式ホーム」というらしく、ここでは跨線橋を渡ります。
10時18分ごろ余裕の心でお出迎え。
(もうラッピング列車は来ない)と思っているワタシ。


出発までの待ち時間での出来事でした。
本日、まさかの遭遇に一人大喜びでした(笑)。
今度は駅ではなく、どこかの野外で『お茶の京都トレイン』撮りたいなぁ…

ではまた
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする