ああ言えばこう言うし、こう言っても結論は“乗りたいねん!”という気持ちに変わりはなく、
それでも家族は、88歳の超高齢者に運転させてしまったら、ワタシ達自身が後悔することになる!
そんな気持ちをより強めた警察署相談室での話し合いでした。
徒労に終わったのかと思うと、どっと疲れが出ます。
それでも乗るのかっ! 乗りたいのかっ!
いつもの通り、いつもの道を通ります。
父がよく通るというあの道 → いわゆる「通学路」に近づきました。
点滅信号があって、歩行者が通るときボタンを押して「青信号」になるのを待ちますね、
そういう通学路が両親の住む居住区のすぐ近くにあります。
確かに、その道は買い物など行く時の近道にもなるし、通れば最短距離で我が家に来れる、便利な道ではある。
それは、徒歩での話です。
しかし、その道は「7時-17時」の間、また「土・日・祝を除く」平日は、車の通行は禁止!!なんですね。
(この通学路の整合性を確認するため、夜中に証拠を撮りに行った(笑))
その道を目の前にしたとき、ワタシは「この道をふだん車で通ってるの?」
「便利やからしょっちゅう車で通るさ」と平気でのたまう父。
ワタシは車を止めた。
これはあかん! 警察署からの帰り道にまだそんなことを言っている父にだんだん怒りを覚え、
丁度目の前で、通学路を集団下校する子供たちの姿が見えたので、
「あのね、あの子たちは今日は傘を持っている、傘を持っているという事はおそらく邪魔な荷物に違いない。
それは、下手したら遊び道具になってしまう。遊びながら歩きたいのが子どもなんだよ。
学校帰りに、うきうきする気持ちで歩いてる子たちがいっぱいいる、そんな子たちが通る道を車が走ってしまったら、、、
どうなると思う?? 安全運転なんて貴方の過信だよ、楽しく帰る子どもたちに当たっても不思議ではないよ」
「ぼくが通るとき、子どもは通っていない」
「そんなはずはない! 生協の荷物を取りに来る3時半~4時頃は、子どもたちがたくさん通る時間帯のはずや!」
「いや、おらん!」
「たとえ子どもがいてもいなくても、この道は通ったらダメなんだよ。
7時~夕方の5時までは通っちゃダメなの!」
交通弱者である子どもたちのことを考えると、やはり子どもたちの安全を最優先に考えてあげることが、
大人としてまたドライバーとして重要なことなはずなのに、、、
もちろん高齢者である貴方も交通弱者というかもしれないけれど、
車に乗っている限りそれはいつ
凶器に変わるかもしれない!
(貴方は昔、公務員として法令順守を厳しく世に問いながら仕事をしていたんじゃないの??)
だんだん語気が荒くなってくる自分がわかる、ああ言えばこう言う自分勝手にみえる父親は、それでもワタシの父親なんだよね、、、
そんな駄々っ子オヤジを叱らなければならない自分が情けないし、さびしい。
まるで “いやいや期” の子どもに帰っていくみたいやし、もうどう扱っていいかわからん!
けど、事が起こってからでは遅いので、何が何でも…手段は選ばないよ、ワタシ。
本日11/8 とある出来事が起って、病院に連れて行く事になった。
(命に別状はないけど、なんでこうも次から次にいろいろ起るんだろうねぇ)
ええあんばいに母と二人になった時、「お父さんのカギをちょうだい」とささやく。
おかげさまで、彼の車のキーは(無事に?)我が家に蟄居している。
この行為(鍵を取り上げてしまった)そのものに葛藤はあるのだけれど、やはり「安全」を優先したい、
そして自分自身の将来のためにも、たった一日の内に起こったこの出来事は、
記憶と記録に留めておくべきだと思った次第。
お付き合い、ありがとうございました。あなたなら、どうする??
(完)。