山の辺の道、「夜都伎(ヤトギ)神社」へ。後編

2022-03-23 12:42:57 | 山の辺の道
さぁ、山の辺の道:天理市乙木町「夜都伎神社」への道、あと少しです。
また迷いかけて、また教えられ、
(案内板見てるはずなのになんで迷う? キョロキョロしすぎ?)
そこで見かけた「クリスマスローズ」と「瓦」のある光景にホッと…
 

そこを曲がって真っ直ぐ行けば「ヤトギさんへ行くよ」と、わざわざ角まで案内していただきました。
実はワタシ、この標識を見落としていたのです。

この標識「石上神宮」(天理)の方へ曲がります、するとその先に…

夜都伎神社】鳥居が見えるのです。
  着きましたねぇ
「念仏寺」を出発して、菜の花やら環濠を見ながらなので
ワタシは約1時間くらいかかりましたが、
距離としては約2km、ゆっくり歩いても40分あれば大丈夫です。

    
「天理観光ガイド」より
 ≪春日の四神、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、姫大神、経津主神(フツヌシノカミ)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)を祀り、
  俗に春日神社と呼ばれています。
  奈良の春日大社と関係が深く、明治維新まではここから蓮の御供えと称する新饌を献供し、
  春日大社からは60年毎に若宮社殿と鳥居が下げられていました。
  『延喜式』・『大和名所旧跡案内』・『大和名所図会』には「夜都伎神社」、
  『大和志』には「乙木明神」と記されています。
  現在の本殿は明治39年に改築されたもので、春日造桧皮葺、高欄、浜床、向拝付彩色7色の造りとなっています。
  この地方では珍しいカヤ葺きの拝殿や末社の琴平神社・八坂神社と列んで美しい景観を呈しています。≫

  
境内から正面に「カヤ葺拝殿」、狛犬さんの間からお参りすると貼り紙。
「本殿」改修中とのこと、足場設営中でした💦

   
「カヤ葺拝殿」左横からソッと朱塗りの「本殿」を、
「春日の四神さま」は、しばし社務所仮殿にて鎮座されているそうです。
神社の横にはため池もあり、「水の神」もいらっしゃるかもしれません。
古の世界に迷い込んだような静かな春日の宮でした。

少しだけ先へ進むと、「石上神宮」まで2.3kmの道案内、
途中、「峠の茶屋」(天理観光農園)があるそう…
 

 「山の辺の道南コース図」

ここで季節的「桜の話題」を少し…
過去ログ(2021/3/28)より内山永久寺跡」の「芭蕉の句碑
「夜都伎神社」から「内山永久寺跡」は、1.7km約30分だそうなので、
の咲くころ、この区間を歩くのもまた良し哉…
************************
池の入口辺りで桜が見えると同時に何やら「句碑」らしきものが見えます、
   「芭蕉(宗房)」の句

「『鏡池』ぐるり一周」 の様子
   

   

池に写るも綺麗、花びらが飛ぶさまも風情あり、
「目には青葉…」のころも良いかも。
************************
と、感じた次第。

話は逸れましたが、夕刻迫ってきたのでここで折り返し。
また、ちょっと気になる「看板」を見たので、寄り道…(この好奇心が仇(迷い)となる気がします
 「サマナラガーデン
16時40分ですが満車・満員、人気店のようです。

復路、同じ「山の辺の道」を戻ります、
往路では気が付かなかった景色がいっぱい!
   
夕闇迫る「菜の花畑」、「柿本人麻呂歌碑」、ニャンに出会い
もう一度「西山塚古墳」&生かされる「萱生町環濠」。

「念仏寺」目指して少し違う道を通って「下池山古墳」、
「青柿の山麓」から「大和平野」にかけては、少し歩けば「古墳に出会う」。
古代との遭遇の場所…でもあるんですね。
 

「念仏寺」に戻り、遠くに「二上山」を眺め、
四季折々の風景を楽しみに静かなこの道をまた歩きたいなと感じたウォーキングでした。
 


追伸、そういえば、どこかで「カヤ葺拝殿」拝見したことがあると……
思い出しました☟
南山城村野殿「六所神社」の拝殿と本殿覆屋でした。

ではまた
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山の辺の道、菜の花・環濠(カンゴウ)・古墳など見て「夜都伎(ヤトギ)神社」へ。前編

2022-03-22 14:57:15 | 山の辺の道
先日お伝えした「竹之内環濠集落 菜の花畑」、
(実際に歩いたのは3/13、いつの間にか10日も経つんですね…)

満開の「菜の花畑」見たさのウォーキングでした
自分の記憶に留めるにはもう少し書き足しておきたいと、
薄れゆく記憶を呼び戻すことにいたします。


この時期この辺りを歩いていると、「梅」と「菜の花」の香りを楽しむことが出来ます。
姿は見えなくても「香り」で何に近づいているのかがわかります、
この季節ならでは…花(鼻=嗅覚)は確かに記憶に残ります。

念仏寺」(天理市中山町)の駐車場をお借りして出発し、細い道をあちこち彷徨うことしばしば。
  路傍の仏様、
集落の端々にいらっしゃるような気がします。

途中で出会った地元の方が
「茶色の案内板があるから、それを追いかけて行けば大丈夫」って、、、
有難いヒントを頂きましたが、ワタシが勝手に迷ってる感じでした(笑)。

  
ただのため池ではなかった「西山塚古墳」。

  案内はとても親切です。

  
舟渡地蔵(ふなとじぞう)」です。
 ≪(腰痛なおしのお地蔵さん)
 むかし萱生と竹之内両村で池掘りをしていたところ一枚の石に刻まれた
 二体のお地蔵さんが出てきました。
 お寺へ移そうとしたら運ぶ人たちの足腰に痛みがおこり、さあ大変
 お地蔵さんのたたりかと思われましたが 見晴らしの良いこの場所で
 丁重にお祀りし供養をすると、まあ不思議。
 痛みはすっかり治まりました。
 今も腰から下の病気にはこのお地蔵さんのご利益が受けられるとか。
 「天理の昔ばなし」より
 地元では「ぽっくり地蔵」とも呼ばれ信仰を集めています。≫

近くには「トイレ完備」
大和平野を一望できるスポットの萱生町(カヨウチョウ)」、
大和青垣国定公園」(山の辺の道)案内、
竹之内環濠集落」まであと900m…
   

 菜の花畑に埋もれます。

「環濠(カンゴウ)」って、どんなものなのか?
(お城ありきの「堀」とは違うようです…)
昔の様子を残している場所があるということなので、ちょっと寄り道。
   
ここにも「トイレ」完備、小公園も造られています。
竹之内環濠集落
 ≪奈良盆地には、集落の周囲に濠をめぐらしたものが、非常に多い。
  大和は、室町時代になると戦国期の動乱による影響を強く受け、
  自衛手段として防御する方法から、集落の周囲に濠を区画していたものと思われる。
  そうした環濠も現在では、戦乱の防御から潅漑用に転用されたものが姿を留めている。
  天理市では、竹之内町のほかに備前町、南六条町、 庵治町の溝幡で環濠の痕跡をよく留めている。
  一般的に環濠集落は低地部で発達した集落の形態であるが 竹之内町のように
  標高百メートルの山麓に立地するものは、県下でも数少ない
  現在、竹之内町では、集落の入り口付近まで残っていた環濠が埋め戻され公園になっており
  集落の西側、南北に区画する濠の一部が 今でも残っている。
   天理市教育委員会 ≫

  「竹之内環濠」
灌漑用に残された一部。
山裾に果樹園などあっちにもこっちにもたくさんあります、
そのために欠くことのできない生活様式として残っているんだと思います。


石上神宮」と「長岳寺」のほぼ中間地点です。

ではつづく
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弥生三月「山の辺の道」の菜の花畑、竹之内環濠(カンゴウ)集落辺りで

2022-03-14 17:35:42 | 山の辺の道
天理辺りで「菜の花が見頃」だよ、と「針テラス情報館」で教えられ、
天理市観光協会の「山の辺の道(南)コースマップ」や「縮尺マップ」を参考に、歩いてきました。

ちなみに、「石上神宮」~「内山永久寺跡」と「大神神社」~「檜原神社」は散策済み。
檜原神社から見た「二上山)←これがミソ(笑)。

伊賀ではまだ「菜の花」が目につきません、畑で咲いているのはよく見ます(笑)。
わぁーっと咲いている様子を見たくて行っちゃったわけです🚙
 奈良盆地の西の山並みと菜の花

目的はもちろん「菜の花畑」ですが、「山の辺の道」は歩いて行きたいところ。
地図を見て「念仏寺」(天理市中山町)を出発地に選び、この地区独特の「環濠」※①を見て、
「夜都伎神社」※②(天理市乙木町/ヤトギジンジャ)までと決めました。
※②地元の方に確認したら「ヤトギ」と読むとのことでした。
※①「環濠」:その昔、よそものや盗賊、野武士の侵入に備えた堀。
 現在では「灌漑用」に使われることがほとんど。

では、「念仏寺」でお地蔵様に出会い、道中の無事を祈る…
   
『杖立像地蔵』様です、何故か半分埋まってる感じ、
祠の後方にも多くのお地蔵様群、五輪塔もありました。

途中を端折りまして「菜の花畑」へ
 
ハッキリ見えなくてとても残念ですけど遠くに霞む「二上山」
ここら辺り果樹園がいっぱいです。

ワタシの今日(3/13)のテーマは「二上山」と菜の花(笑)。
 
ホント、ここで夕日と共に~~なんて景色が取れたらサイコーなんですが、
残念ながらその技術がないので…
夕刻迫ってからこの「菜の花畑」に向かう人に出会いました、
やっぱり夕日が見たかったようですよ。

東の大和高原?あたりの山並みと菜の花
  

「竹之内環濠集落」と菜の花

菜の花は2段の土地に栽培されているので圧巻の黄色い畑
まさに見頃の満開なので、是非



この間約2kmくらいでしょうか、路傍の石仏や環濠(集落を囲む堀)、
今回の終点「夜都伎神社」(茅葺屋根の拝殿が珍しい)などの紹介は、
また追々に書きます。
ではまた
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「山の辺の道」その6、「檜原神社」から復路。「狭井(サイ)神社」、「大神神社大鳥居」で夕日。

2021-11-07 12:47:55 | 山の辺の道
「山の辺の道」(檜原神社→大神神社間)を戻ります。
どこでどう間違ったか?自分でも狐につままれたような往路でしたが、
「大美和の杜展望台」で大和平野を望み、
「笹百合園」で大切に育てられているササユリの蕾を見、立派な枝垂桜があり、
「桜の名所」であることが確認できたので、「春」を待つことにしましょう。

さて、復路途中「月山(ガッサン)日本刀鍛錬道場」という場所があり、
ここでは「刀造り」をしており記念館もあるとのこと、
再びチャンスがあれば寄ってみたい気もします。(※HPご参考に)
ここは行きも帰りも通ったにもかかわらず写真は撮り忘れ

めげずに、先へ戻ります?
実は、方向が分からなくなったため「行き」には通らなかったのですが、
 ここにこの案内
「檜原神社」まで20分、そうなんです、意外と近いのですよ。
大神神社無料駐車場に🚙を止めて、
車の通らない野辺の道を散策するのは空気は美味い、
景色もサイコーですよ

案内板の向こうには池に浮かぶ赤い祠が見えます…
  
「狭井神社鳥居」をくぐって左へ、この池は「鎮女池(シズメイケ)」と言い、
ここに「市杵島姫神社」、
≪九州の宗像の神様、市杵島姫命をまつる。
海の神、水の神であり、芸能をつかさどる弁天さんとしても親しまれている。≫
思えば、ここで初めて「女性の神様」にお会いできたのです

そして、先に鳥居をくぐった【狭井神社】。
とても有名な神社であることを知らなかったのです。(無知を自覚)
  
≪力強いご神威から病気平癒の神様として信仰が篤い。≫とのこと。
また、「神体山(三輪山)」への登拝はここの境内からできるそうです。
 「登拝者へのお願い」。

 
薬井戸
境内の「霊泉」のところでお話を伺った方が、
ご自身も病気になったのでこの「薬水(霊泉)」をいつも頂いているとのこと、
遠方から水を汲みに来られる方は多いですよ、などなどいろいろ教えていただきました。
霊験あらたかなご神水だそうです。
御神水水琴窟」があり、その音色にうっとりしていたのですが、
言葉で表現するすべがないので、

「耳をすまして」お聞きいただければ…

夕刻迫り、早く駐車場へ…なんて野暮なことを思っていたら
  
磐座神社」に出会い、
 
くすり道」への分かれ道がありましたが、
またのチャンスがある時に歩こうと思います。

概ねこんな山の辺の道を歩いた感じの旅でした。
大神神社大鳥居 ⇔ 檜原神社間、約12,000歩。

最後に、
 大神神社大鳥居から夕陽
駐車場着16時25分。
起伏も少なくほどよいハイキングコースだと思います

大和の自然と三輪山に宿る神々に会えたこと、
「大和は国のまほろば」、確かに記憶に残しました。

「山の辺の道」紀行は一旦終了、ではまた
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「山の辺の道」 その5、「玄賓庵」から「檜原神社」再び。

2021-11-06 12:50:19 | 山の辺の道
玄賓庵】(桜井市観光協会HPより)

ずっと里山風景と三輪の森を見ながら歩いて来て、突然現れた白壁に、ほっとしたのは事実。
写真で見ていた光景がそこにある…。
石畳の緩やかな上り坂を歩くと「玄賓庵門前」です。
ハイカーにも多く出会いましたが、檜原神社からの帰り道の方が多く、
ワタシがここにお邪魔するときは一人っきりでした、ゆったりと散策させていただきました。

では、『三輪山奥之院玄賓庵蜜寺。真言宗醍醐派玄賓庵。』入らせていただきます、
拝観料はいりませんが「気持ちを賽銭箱に…」。
 (再掲)

順不同になりますが、境内の景色いろいろです。
  
芙蓉が植栽ており柔らかい雰囲気です
 「関守石」(セキモリイシ)?
調べてみますと、
※飛石の上に棕櫚縄(しゅろなわ)で
十文字に結ばれた丸味のある石が、何気なく、ぽつんと
置かれている事があります。
これは、関守石と呼ばれているもので、ここから先には入らないで欲しいという、
亭主の気持ちを表す標識であり、飛石がいく筋にも分かれている場合は、
その石が行先案内の役目も果たす≫とか。
その時は何も知らず写真を撮ってましたが
 「本堂」
このお堂には「三光不動明王」(重文・木造不動明王坐像)さまがおられるそうです…
  
「護摩焚き場」かな、ここに連なって
 石造十三重塔等々

「護摩堂」?のような建物もあり、
  
護摩焚き用の道具でしょうか? 「八大龍王」さまにも守られています。

細かく拝見していればキリがないほど、見ごたえのある場所ですが、
もう少し先を急ぐことにします。

「玄賓庵」白壁の角を曲がると、
 
陽の光の陰で見難いですが「宝篋印塔」の数々、
「お地蔵様群」、少し先には「行場の滝」ミニ版です、歌碑もあります。
   野辺のアザミ

   
ここを抜けると…
  「檜原神社」
再び「二上山」を見て  ここまでで、今回の道中は半分(笑)。

これから同じ道を戻りますが、途中「大美和の杜」で迷ってしまって、
行くことが出来なかった有名な「神社」へ寄ることになります。
では、帰り道の始まり。。。
  
玄賓庵白壁、道標、玄賓庵前の静かなる風景。

 「神武天皇聖蹟」
10/29は、こんな青空だったのです、ハイキング日和。

もう少しだけ続きます。
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「山の辺の道」その4、「八大龍王弁財天大神」から「玄賓庵」(ゲンピアン)門前まで

2021-11-04 12:35:29 | 山の辺の道

ここまで歩いてきた道は、山裾の林の中を抜けるような感じだったので、
ちょっと薄暗かったのですが、ここに来て一気に明るくなりました。
「大神神社」から「檜原神社」の行程の半分くらい来たでしょうか。
丁度「三輪山」側に目をやると、
鳥居と桜の木(多分春には薄ピンクに染まるのでしょう)と山裾の池。(※岩坪池とのこと)
 
よく見ると、池の向こうに「赤いお社」風の屋根と白い建物。
鳥居があるということはこの先に「神社?」、どこまで行けばいいのかは不明、
でも行く…
  ??
数分で着きました(😥)。
かなり古い社ですが、供えられている「榊」は新しいので、
必ず誰かがお参りされていると思われます。
二つ目の鳥居をくぐってみると「拝殿」らしき建物、
手前の参道から山の麓を見ると、
   
始まりかけた紅葉とともに、岩坪池の畔に鎮座されている「社」のようで…
水に映る景色がとても綺麗、紅葉も始まりつつある、後ろの山はもちろん「三輪山」。
ハイカーは誰も来なくて静かで、ゾクゾクっとする神聖な場所でした。

「山の辺の道」に戻ってよく見ると

日本最古 八大龍王弁財天大神】との案内。
帰ってから調べてみると「龗神(オカミノカミ)神社」だそうです。
(大神神社案内図には記載されていないので、この標識が頼りです)

その先、少し田園風景を歩くと「蓮の花の紹介」、
  
google mapには「茅原ハスロード」と出ています。

桜井市観光協会のYou tube より

来年の夏ごろを楽しみに待ちましょう~

さて、今回の第2の目的地は…
  標識ありました!
玄賓庵】です。
   
≪ここは玄賓僧都が隠棲(インセイ)していた庵で、
ここには重要 文化財の木像不動明王座像が伝わっています。
謡曲で 有名な「三輪」は玄賓と三輪明神の物語を題材にしたものです。
玄賓は弘仁九年 (818年)になくなりました。≫

 案内板の下にカタバミ? 可愛い。
ホッと一息。。。

まだ続きます、一旦休憩
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「山の辺の道」その3、大神神社二の鳥居から「大美和の杜展望台」・「貴船神社」まで

2021-11-03 13:39:01 | 山の辺の道
檜原神社標柱から「二上山」(10/27)


藤原宮跡から「二上山」背景に秋桜(10/29)


↑ 同じ日の午後、
 「大神神社大鳥居」到着、13時30分。
最初の無料駐車場に🚙を止めましたが、後で思うと
踏切手前の駐車場でも良かったな…と。
空いているかどうかわからなかったし、
神社までがどんな雰囲気なのかを確かめるには、
この道中を歩くのも大して苦にはならなかったですが、
どこをどう歩けば「山の辺の道」へ通じるのかを聞く必要もあったので、
歩いてベストだったと、振り返ればそう思います。
  
「万葉まほろば線」の踏切から見える向こうの山は「三輪山」かなぁ?
そして、「参道工事中」。なかなか大掛かりな工事です。
訪れる人の安全確保のための警備員さんに聞いて、
「大神神社境内案内図」を頂いて、
  
「二の鳥居」前、その横の「三輪山麓ごあんない図」を見て、
「大神神社」は改めて参拝させていただくことにして、
今回の目的はハイキング!なのだと自身に言い聞かせます。

大美和の杜の展望台】が第一の目的地、最終【玄賓庵】に辿り着きたい。
その先は【檜原神社】ですが。。。
 
こんな感じで…(家でダウンロードした地図より)
右に左に秋の里山風景を見ながら「山の辺の道」をただ歩く…
車が通れるのはほんの始めだけのようで、後は小径。
人同士もすれ違えないほどの細い道もあり、ハイキング目的で出会う人は多く、
しぜんと「こんにちは!」と挨拶が出てきます

さて、
  
若宮社おだまき杉」、九延彦(クエヒコ)神社」通過
 案内板は豊富
この先に「大美和の杜展望台」近道って、もう着いちゃったの!?

5分ほどでした(笑)。
しかし、この近道がなかなか曲者だったなと
  奈良盆地と遠くの山々
「二上山」も探しましたが、木が生い茂り、ちょっと見にくかったなぁ、

  
神聖なる「三輪山」も望めます、近くでは返り咲きのツツジかな、
「笹百合」を獣害から守りつつ大事に育てているようで、5月6月頃には再び来たいものです。
 立派な枝垂れ桜もあって、
他の桜の木も多く、「春」が一番かもしれませんねぇ。
ここで、
ワタシは下りる方向を間違えたため(ココが方向音痴の情けないところ )、
地図上の「狭井(サイ)神社」には行けなかったのですが、のどかな田園や林の中を進むことになります。

  
採れたて野菜など、古民家風の喫茶などあって、ようやくここで1/3くらい来たでしょうか…

  
水の神様【貴船神社】。御祭神:淤加美神(オカミノカミ)。
小さいけれど、古く由緒ある『大神神社の末社』です。
三輪山の木々の霊気を感じます。

では一旦ここまで…
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「山の辺の道 」その2、「檜原神社」から二上山眺望と三ツ鳥居、 「井寺池」から大和平野

2021-11-01 12:56:14 | 山の辺の道
山越えも無事終わり、秋が一歩ずつ進む「山の辺の道」を歩き、
10分足らずで辿り着いたここ、
 (再掲「大神神社摂社・檜原神社」正面)
境内入口の鳥居と言いたいところですが、ちょっと雰囲気が違います、
調べると「標柱」=しめばしらと読むようで、二本の柱に注連縄が張られ、
ここから聖なる山の「二上山」が見えるらしいと……確かめに来ました。

 煙たなびく大和平野の向こうの「二上山」
そうそう、この景色
「二上山」に向かって参道が伸びているように見えます。
檜原神社からほぼ真西の方角に当たるので、
春分・秋分の頃には、「二上山」の雄岳(右)と雌岳(左)の間に夕日が沈むらしい…
 
素晴らしい眺めをこの目で確かめられ、来て良かったなと。
(二上山にこだわるのは、この山に登りたいから~~ただそれだけ(笑))
「二上山」眺望

では、境内へ
 「倭笠縫邑」(ヤマトノカサヌイムラ)
玉砂利が綺麗に掃き清められ、踏むのもはばかられるほど、
その奥に、3つの鳥居を横一列に組み合わせた「三ツ鳥居」
 
初めて見ました、本殿はなく、ご神体は「三輪山」

檜原神社】は、「元伊勢」伝承地
「元伊勢巡り」(過去ログより)をしていたこともあって、
「倭姫命」が伊勢へ行くまでに立ち寄った先は、伊賀にもいろいろ伝わっていました。
それよりまだ時代はうんと遡るお話です。

「産経新聞『社寺三昧・檜原神社』」では
伊勢神宮(三重県伊勢市)の祭神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が現在地に移る以前に
一時的に祭られ、「元伊勢」と呼ばれる伝承地が各地にある
大神神社の摂社、檜原神社は元伊勢となった「笠縫邑(カサヌイノムラ)」の地≫と伝わっているとのこと。

『ご由緒書き』

同床共殿

由緒ある神社であることは十分に理解できましたし、
多分ココはもう一度来ることになるという予感もあり、
神社前の道をもう少しだけ進んでみます。
 
足元にも「山の辺の道」案内、「水森かおり歌碑」(桜井市観光親善大使ダソウデス)
ここは小公園のようになっていて、柵を開けて自由に出入りでき、
ボタンを押せば「大和路の恋」が流れるようです。
地元の散歩人が休憩されており、なるほどそういう仕組みになってるのね、と(笑)。

確か、地図には「井寺池」があるとのこと、
 
秋の雲を見上げつつ、竹林傍を抜けると
  一つ目の池
池の間の小径を行けば
 大和平野と葛城山系の山々
「井寺池」眺望(奈良県景観資産)

思わず動画撮っちゃいました…


さて、帰る時間が迫ります、同じ道を帰るとしても小一時間。
15時58分発
 ここから県道50号線に入ります

 峠道から二上山

「笠山荒神参道」前
  

檜原神社ご朱印
 帰宅後まじまじと眺める(笑)。

多分、また「山の辺の道(天理~桜井コースmap)」の続きを歩くと思う、
所々を抜粋しながらしか歩けないほど長い行程ですので…

ではまた
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山の辺の道を行く、「檜原(ヒバラ)神社」(桜井市)へ その1

2021-10-31 14:21:49 | 山の辺の道
今年の4/16に「笠山荒神社」「瀧蔵神社」「天神社」などを巡った「上之郷コース」と、
ほぼ半分は同じコース、その先の未体験ゾーンの県道50号線

地図上では伊賀からだとほぼ一直線に見える道ですが…
最短距離&最短時間コースをチョイスした極道コースです(笑)。(2021/10/27、14時自宅出発)
写真を撮る間などなくひたすら走る🚙。
唯一「何?」と止まったのは
 「猿田彦之命」と彫られた巨岩、
神が宿る岩に安全を託して進みます。

「針IC」から20分ほど走り、
ストリートビュー予習で見たココ。
 
現地で見てみないと車が進めるのかどうか不安なところでしたが、
🚙は入れそうなので進みます。天気も上々、ハイキングの人多し。
(14時45分頃着)
ゆっくりと少しだけ走ると、対抗できる広い場所があったのでそこに車を止め、
ハイキングで行きかう人に尋ねました。
「この道は🚙は通っても大丈夫そうでしょうか?
この先の駐車場まで行けるかどうか見に行きたいのですが…」
「大丈夫だと思いますが、
ここへ止めたのならそのまま歩いてお参りされたらどうですか、近いですよ」
経路の下見だけして帰るつもりが結局そのまま「山の辺の道散策」と相成りました、
まぁよくあるパターンですね(笑)。
ここからは徒歩、大和の里山風景堪能
ドライブの疲れも吹っ飛ぶ景色、柵の向こうの柿もたわわ、秋堪能


【大和の青垣】(大和青柿国定公園)
「大和は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる大和し 美わし」と古事記にうたわれた。
奈良盆地は遠くに見える生駒山地や矢田丘陵、すぐ手前の景行天皇陵、
さらに右手の巻向 三輪の山々など幾重にも緑の垣根に囲まれたようになっています。
こうした環境を守るために、このあたりは大和青垣国定公園に指定されています。
 
「山の辺の道」から望む市街地風景と「巻向(マキムク)の山々」でしょうか、
この道は「三輪の山裾」…かもしれないと思いつつ歩く。

 「檜原神社」まで0.1㎞

  
三気大神神社」、「大東不動明王」
綺麗に整っている社なのですが、中には入れそうにない…
ちょっと気になるので覗かせていただきましたが、外からお参りのみ。

 「三輪山特別保存地区」です。
ワタシはココ(現在地)にいるのね…
じゃぁ目的地はすぐそこ? と思う間もなく
 北側?鳥居
道なりに石畳を進み、標識を曲がると200mほどで
   「檜原神社駐車場」着きました!
いや、ここが目的地ではないのですよ、

 「檜原神社」標柱(シメバシラ)
正面を撮りたかったので通過してたのです…

「山の辺の道」ハイキングコースと言えどもここは「生活道路」です、
地元の方の邪魔にならないようにしたいので、
この道はやっぱり歩くのがベストです。
風を感じながら歩くのは気持ち良かったです。

ここで思い出しました、「山の辺の道」、実は初めてではなかった…
今年の3月「石上(イソノカミ)神宮」(天理市)から「内山永久寺跡」の桜(2021/3/28 投稿)、行きましたわ。
これからもこの道にはご縁はありそうな気がしてきました(笑)。

では次回は、やっと「元伊勢巡り『檜原神社』」。
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「石上神宮」で鶏と遊び、そして「内山永久寺跡」へ

2021-03-28 12:22:51 | 山の辺の道
【第1部・石上神宮】(いそのかみじんぐう・天理市布留町)
神話にみる石上神宮の神様』(ご参考に)

 
初訪問の神宮で「檜の大鳥居」をくぐっていきなりお目にかかったのが、
この子たちなので
  
「オレオンドリ!」と立派な尻尾を見せて主張してました(笑)
なんかね一気に神様に近づけた、というか肩の力が抜けたというか……
(大変失礼ではありますが
高さ7m、最上部の笠木の長さ10m、柱の直径は76cmで(柱はカナダ産の檜らしいです)
なかなかこの大きさの檜は日本産では調達が難しいらしい…
境内、順に進んで
   
休憩所(昔は舞殿)の額、ここにもニワトリさん餌を啄む、神々しい牛さんもいらっしゃる…

  
神杉と苔生す灯籠、そして「廻廊」「楼門(重文)」

拝殿・本殿は改修中で、とても残念、
   工事中なので少しだけ…
「ご朱印」をいただき、摂社拝殿などを
石段を上れば、より神聖な空気感が漂う場所です
   楼門の手前に見えるのは「御衣黄桜」(ギョイコウザクラ)の苗木
大きく育つことを願います…

   「摂社・拝殿」(国宝)、割拝殿です。
内山永久寺」から移築されたものだそうで、この廃寺跡は後で行きます…
2部でご紹介します)

 
(左)「出雲建雄神社」(イズモタケオジンジャ)・(右)「天神社・七座社

楼門の傍でモデルのように鎮座するこの子
  どうしたの?苦しいの?

 目の前で「コケコッコー!!」
もう、腰が抜けそうでした 、こんな目の前で鳴かれたことないんで、
ただただビックリ 、やられましたぁ。
 神聖なる「祓所(はらいしょ)」で遊ぶニワトリたち

ニワトリ」さんは、
≪すでに『古事記』『日本書紀』に登場し、
暁に時を告げる鳥として、神聖視され、神様のお使いともされています。≫
暁じゃないけど、鳴かれたワタシは幸運だったと思うことにします、、、


【第2部・内山永久寺跡】(うちやまえいきゅうじあと)へ
ニワトリさんに元気を頂いて、「山の辺の道」を少しだけ歩きます。
  
石上神宮から山の辺の道を桜井・柳本方面へ約15分(800m)歩くと着きます。
この地で、かつて五町(500m)四方の広大な境内を誇っていた寺だそうで、
今は鏡池が残り桜の木が植えられ撮影スポットになっているとのことなので…

池の入口辺りで桜が見えると同時に何やら「句碑」らしきものが見えます、
   ここで「芭蕉(宗房)」の句
嬉しかったですね、若かりし頃の芭蕉さんがここを訪れていた!ということに感動
よそ者の寂しさを宗房さんは味わったらしい、ワタシはそれを糧にしよう…
 遠くに奈良市内、黄砂かな、モヤモヤしてますが

では、「鏡池ぐるり一周」します~~
   

   

池に写る桜も綺麗なら、散り始めのひらひら飛ぶ花びらも風情があって良かったです。
あと少し楽しめそう、葉桜の頃もまた良しかな

  
「内山永久寺之図」、池の中の石碑、立派な低木&桜

同じ道を戻り、またこの子たちにお出迎えしてもらって
 又兵衛桜へ行きました、とさ。
コメント
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