春~秋のように「花」や「葉っぱ」が主張するわけでもない「冬」。
その「冬」ならではの庭園の見方がある、ということを観察できるいいチャンスでした。
崇広堂でイベントがある度によく見せてもらう庭園ですが、
花を見ればこれは何って大概はわかるのにその花がない、しかも葉っぱも少ない、
こうなるとさっぱりわからないものです。
そんな中でも「赤・朱色・青・黒」等々、いろんな色彩が庭園にはありました。
意外とカラフルなんだと、そんなことに気づかせてもらった観察会でした、
「冬の庭園」って、(生きてるけど)枯木も庭のにぎわい風でいいかも、と思ったり。
さて、この形のいい木は【モッコク】(木斛)、なかなか見る機会のない漢字ですが。
詳しくは⇒木斛/モッコク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/26/6f6b13d511c1e8ace2a55fd1f947b5cd_s.jpg)
(左)庭園のモッコク、(右)崇広堂中庭のモッコク。
どちらも樹形はすっきり整って綺麗。
よく似たものに『セッコク(石斛)』という「ラン科」の仲間がいて、
この花の香りとモッコクの花の香りがよく似ているとか、
梅雨時期になったら花が咲くそうなので、また見に来たいと思っているところです。
さて、庭園に付きものの「コケ(苔)」、
「その1」では『エゾスナゴケ&ウマスギゴケ』をご紹介。
コチラでは一般的なというかどこでもよく見かけるコケです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/c6/e75eb6eeaaaa786f2bcb9d3e8ca12d33_s.jpg)
【ハイゴケ】です。
コケって不思議で、水分が少ないと茶色く固い感じに見えますが、
枯れているわけではなく、霧吹きなどでパパッと水分を補給してあげると、本領発揮!生き返ったね、みたいになります。
このコケも石の上に置いてアップで撮ると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/e2/8cc42f26f72d7d41a404960324ecc9fc_s.jpg)
小さな一つ一つの葉?というのか、カールしてるんですよ、まるで「巻き毛」のようです。
可愛いです、(リンクの)苔テラリウムってハマりそう…
冬の崇広堂庭園内で、今一番元気に赤い実をつけているもの!
正月の花などによく活けられる【マンリョウ】(万両)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/4e/24d1a1b70780b0026e6b9530099d021f_s.jpg)
上の「万両」に似てるんだけど、微妙に「赤い実が大きい」。
このコは【十両(=ヤブコウジとも)】だそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/c7/0d6ffbe21a6850bc02951faea9f9d867_s.jpg)
(左の写真)手前が十両、奥の方に見えるのが万両、微妙に違います。
「マンリョウ」がたくさんあるなぁと見ている時点で、千両も有名だけど
千・万があるということは(多分、観察者全員が思ったと思う)「百も十も一もあるの?」。
学芸員の森田さんん曰く、
「あるんですよ、皆さんの思われる通りに(笑)…」
そんな会話の後に教えられたのが、先の写真の「十両」だったのです。
↓ にその各種類説明をリンクしておきました、なんか「赤い実」探しも面白そう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
「万両・千両・百両・十両・一両」まであるんだよ(笑)。
庭園奥の方では「椿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/69/aea682ccf19fd009487c1cb4019b55a1_s.jpg)
まだまだ「実は硬い」、もう少し待ちましょう。
この花が開くと、きっと春に近づく予感がします。
このコは、赤い実というよりも「朱色の実」を付けた【クチナシ】、
おせち料理の「きんとん」の色付けに使われる『クチナシの実』。
「きんとん」」がとても綺麗な「黄金色」になりますね、不思議な色彩を発揮してくれます。
(右のクチナシは1/29に再撮影)
講堂西側を歩いていて足元をふと見ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/cc/69d2faae89c39c46809dc2d7502db500_s.jpg)
この時期にしては珍しく小さな白い花を見つけました、
一人でニヤニヤして後で調べると『タネツケバナ』と出てきました。
外来種の雑草ちゃん、タネが靴の底にでも付いてきてここで定着しちゃったかもね…
可愛いからまっいいか(笑)。
1/29に再訪問して青空の元で写真を撮りました。
「MieMuの移動展」はすでになく、静寂の崇広堂に戻っておりました…
寂しくなりましたが、四季折々ココを尋ねるのが益々楽しみになりました💗
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/b6/e26500a34044a2d9e7f3b74f7f53e140_s.jpg)
最後に見上げたのは『サルスベリ(百日紅)』の枯れた「実」が残るさま。(2023/9/14、講堂横の百日紅)
楽しかった、
帰り道、上野公園内で「春の使者」ほんの数輪ですが…お届け。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/ef/d9f13a1819aafbab016e084d218628ae_s.jpg)
ではまた
その「冬」ならではの庭園の見方がある、ということを観察できるいいチャンスでした。
崇広堂でイベントがある度によく見せてもらう庭園ですが、
花を見ればこれは何って大概はわかるのにその花がない、しかも葉っぱも少ない、
こうなるとさっぱりわからないものです。
そんな中でも「赤・朱色・青・黒」等々、いろんな色彩が庭園にはありました。
意外とカラフルなんだと、そんなことに気づかせてもらった観察会でした、
「冬の庭園」って、(生きてるけど)枯木も庭のにぎわい風でいいかも、と思ったり。
さて、この形のいい木は【モッコク】(木斛)、なかなか見る機会のない漢字ですが。
詳しくは⇒木斛/モッコク
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4f/27/45f98883b4d023eba95bba1b221e734e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/26/6f6b13d511c1e8ace2a55fd1f947b5cd_s.jpg)
(左)庭園のモッコク、(右)崇広堂中庭のモッコク。
どちらも樹形はすっきり整って綺麗。
よく似たものに『セッコク(石斛)』という「ラン科」の仲間がいて、
この花の香りとモッコクの花の香りがよく似ているとか、
梅雨時期になったら花が咲くそうなので、また見に来たいと思っているところです。
さて、庭園に付きものの「コケ(苔)」、
「その1」では『エゾスナゴケ&ウマスギゴケ』をご紹介。
コチラでは一般的なというかどこでもよく見かけるコケです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/23/78e79aefec0d0924f9cc4898b9ae8214_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/c6/e75eb6eeaaaa786f2bcb9d3e8ca12d33_s.jpg)
【ハイゴケ】です。
コケって不思議で、水分が少ないと茶色く固い感じに見えますが、
枯れているわけではなく、霧吹きなどでパパッと水分を補給してあげると、本領発揮!生き返ったね、みたいになります。
このコケも石の上に置いてアップで撮ると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/e2/8cc42f26f72d7d41a404960324ecc9fc_s.jpg)
小さな一つ一つの葉?というのか、カールしてるんですよ、まるで「巻き毛」のようです。
可愛いです、(リンクの)苔テラリウムってハマりそう…
冬の崇広堂庭園内で、今一番元気に赤い実をつけているもの!
正月の花などによく活けられる【マンリョウ】(万両)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/08/74b160a11bfb2c72e4704ba9d76ee789_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/84/c09bab8162a5422c995d1f01037c9fb0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/4e/24d1a1b70780b0026e6b9530099d021f_s.jpg)
上の「万両」に似てるんだけど、微妙に「赤い実が大きい」。
このコは【十両(=ヤブコウジとも)】だそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/e2/f6145501d7e76880891a7a6ebd2a9c48_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/27/7a7647fe6d240b6aeea4522a7fcbce6c_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/c7/0d6ffbe21a6850bc02951faea9f9d867_s.jpg)
(左の写真)手前が十両、奥の方に見えるのが万両、微妙に違います。
「マンリョウ」がたくさんあるなぁと見ている時点で、千両も有名だけど
千・万があるということは(多分、観察者全員が思ったと思う)「百も十も一もあるの?」。
学芸員の森田さんん曰く、
「あるんですよ、皆さんの思われる通りに(笑)…」
そんな会話の後に教えられたのが、先の写真の「十両」だったのです。
↓ にその各種類説明をリンクしておきました、なんか「赤い実」探しも面白そう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
「万両・千両・百両・十両・一両」まであるんだよ(笑)。
庭園奥の方では「椿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/69/aea682ccf19fd009487c1cb4019b55a1_s.jpg)
まだまだ「実は硬い」、もう少し待ちましょう。
この花が開くと、きっと春に近づく予感がします。
このコは、赤い実というよりも「朱色の実」を付けた【クチナシ】、
おせち料理の「きんとん」の色付けに使われる『クチナシの実』。
「きんとん」」がとても綺麗な「黄金色」になりますね、不思議な色彩を発揮してくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/c0/69a3e8dcebd72216b96b2741d81c2096_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/c9/39c25754d02af37c9036c473b1bcc167_s.jpg)
(右のクチナシは1/29に再撮影)
講堂西側を歩いていて足元をふと見ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/b9/75177f4762438a64ff32803a05b2e372_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/cc/69d2faae89c39c46809dc2d7502db500_s.jpg)
この時期にしては珍しく小さな白い花を見つけました、
一人でニヤニヤして後で調べると『タネツケバナ』と出てきました。
外来種の雑草ちゃん、タネが靴の底にでも付いてきてここで定着しちゃったかもね…
可愛いからまっいいか(笑)。
1/29に再訪問して青空の元で写真を撮りました。
「MieMuの移動展」はすでになく、静寂の崇広堂に戻っておりました…
寂しくなりましたが、四季折々ココを尋ねるのが益々楽しみになりました💗
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/76/e8/905d559ae4f5d2d6ec24ab87318c58c6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/b6/e26500a34044a2d9e7f3b74f7f53e140_s.jpg)
最後に見上げたのは『サルスベリ(百日紅)』の枯れた「実」が残るさま。(2023/9/14、講堂横の百日紅)
楽しかった、
帰り道、上野公園内で「春の使者」ほんの数輪ですが…お届け。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/c8/8ac2cf943e333b34c1a92ac55f944f8b_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/44/b28586f12a25769d736d43cc8b37e8d3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/ef/d9f13a1819aafbab016e084d218628ae_s.jpg)
ではまた