私の中での神戸のイメージは、日本の古典と外来文化の融合で固有の色彩を持って見えます。 その神戸での初個展の記録をスタートとして、流派を離れた、一花人の記録を始めようと思います。六月の花の代表、紫陽花。二年前に、雨の日の六甲で出会ったこの花の青さは、今も色あせない鮮明さです。4月の初個展では、季節に先駆けて紫陽花を使いました。藍染の青海波のタペストリーと青竹のコラボレーションで神戸の海と山の風情を表現しました。
紫陽花はとても日本的な印象を持った花だけど、神戸の街並みを彩る時、清楚な西洋の物語を始めます。