一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1306-梅雨の晴れ間

2013-06-21 | 生け花
 花材 柏葉紫陽花・スモークツリー・瑠璃玉アザミ
 花器 津軽ビードロ花瓶

 梅雨は日本の国の瑞々しい美しさには、欠かせないものと心得ていても、少しの晴れ間に心が晴れやかになります。
 
 我が家の庭の、紫陽花、アガパンサス、くちなし、小さな沙羅双樹の蕾、アナベルなどを威圧する様な圧倒的な存在感で咲いているのが柏葉紫陽花です。
 この花の思い出は2009年6月、二度目にニューヨーク・セントラルパークを訪れた時の事です。目的のメトロポリタン・ミュージアムへの途中、右手の小径の奥に少し古風なおとぎの国の様なスーベニール・ショツプがありました。その建物の入り口に咲いていたのが、大木の柏葉紫陽花でした。雨上がりの薄もやの中のその風景は美術館へ向かう私たちの心をワクワクさせるに充分なプレリュードでした。
 帰国後は、早速植えた苗木がここ数年、我が家の梅雨空の下の主役となりました。



 スーベニール・ショツプ入口の柏葉紫陽花


 ショツプで求めたセントラルパークの珍しいポスター