一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1401- 信楽の駿馬

2014-01-03 | 生け花
 三十代の頃、パリで 日本文化紹介の花展に参加しました。その時、滋賀県信楽から参加の、ある流派の先生と お近づきになりました。帰国後も、家族ぐるみのお付き合いとなり 昔気質のきちんとした男性で(当時70代)、いろいろと学ばせて頂きました。
 私が、二度目に信楽を訪問しようと計画しましたが 乗車予定だった信楽鉄道が 脱線の大事故を起こし 周りの人々を驚かせました。その時は、当日に急用となり旅行を中止し、私は事無きを 得ましたが・・。
先生はその後まもなく、急に体調を崩され 数日後に亡くなられてしまいました。この事で、私は何かに見守られていると思いました。
生前の午年に送って下さった、この馬の焼き物、純白の椿の様な心で 朝日に向かって疾走している様です。
 花材 ・カラー ・ 椿 ・黄金ひば 
 花止めはオアシス