一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1606- ピカソ展 青の時代・バラ色の時代

2016-06-11 | 生け花
  あべのハルカス美術館で、開催中の「ピカソ天才の秘密」を観に行きました。 
   「青の時代」


   「バラ色の時代」


 スペイン・ピカソ美術館の「ゲルニカ」などの大作とは 趣を異にした展示の数々でした。
ピカソの生涯の作風を、紹介する形式のもので 早熟だった 少年期 そして愛する人々との死別に直面し 無名だった 貧しい時代の「青」を主とした色使いの作品。
 深い洞察力で見つめた 社会のいろいろな悲しみを 優しいまなざしで描いています。やがて、愛する人との出会いにより、心の平安を感じる暖色の色使いの作品の「バラ色の時代」。 各時代の、作風から一転して キュビズムと言う衝撃的な作風を生み出します。

 見ていくうちに、ピカソの狂気に満ちたその容貌の半面 画家としての天才であった と言うだけではなく 私たちと同じ生活感情を持ち キャンバスに向かっている時以外は 友人・家族・社会を愛し 平和な生活だったのではないかと 長寿を全うした 彼の年表を見ながら 思いました。


 季節の花で活けた、私の青とバラ色の時代

 花材 ・パールブルー ・紫陽花 ・柏葉紫陽花 ・紫蘭の葉
 花器 ・ブルー すり鉢型水盤

 

 花材 ・トルコ桔梗 ・柏葉紫陽花 ・紫蘭の葉
 花器 ・有田焼 青白磁壺
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