一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1802- 寒さの 記憶

2018-02-16 | 生け花
 平昌オリンピックの、寒さが話題になっています。冬の競技は、雪や氷が無ければ成立しないのは 当たり前のことですが この異常な寒さに選手や関係者は 悩まされている様です。

 私が今まで 一番記憶に残る寒さは 20代後半の頃 夫と天神平へスキー旅行に行った時の事です。
 アウトドア派の夫にして見れば、スキー場や冬山は寒いのが当たり前だった様ですが当時 私はスキーの経験は数回しかなく なだらかなスキー場の斜面を覚えたてのボーゲンでゆっくり下る位の実力でした。

 スキー場のゴンドラとリフトに乗り継いで着いたのが頂上、頂上は少し吹雪いていて そこからゲレンデの下の小屋まで 滑り降りて行くことになりました。
 前方を滑っていく夫の後を 必死で追いかけ あちこちの雪の山にぶつかりながら 雪だるまの様になって 三、四十分かかって小屋に着きました。
 小屋の軒には、つららが40センチも下がっていて、小屋に入るとゴンドラに同乗していた山スキーの五、六人のベテラン達が 早々に小屋に到着していて 薪ストーブの前で談笑しながらカレーライスを食べていました。その時の外気温はマイナス20℃以下で 積雪のため二階の窓から出入りをしていました。

 体は、それ程寒さは感じていませんでしたが 唯一外気に触れていた 私のほっぺは多分真っ赤で 白黒写真のそれは黒いほっぺでした。
 私たちも、暖かいカレーライスを食べてやっと 人心地がつきました。

 今回出場の45歳のジャンプのレジェンド、葛西さん。平昌の寒さは身に染みたことでしょう、若者たちに負けず 帰国まで頑張ってください。

 花材 ・葉ラン ・オクラレルカ ・金魚草 ・シンビジウム
 花器 ・ブルー花器



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