一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1805- 油津港 寄港

2018-05-21 | 生け花
  5月9日接岸した、宮崎油津港は豊かな緑に包まれた港で 広場には高く積み上げられた丸太の山が いくつもありました。今日は、ほぼ一日のバスツァーを申し込んでいました。

 ギャングウェイと呼ばれる、乗下船口から下船し オプショナル・ツアーのバスに乗り込みました。
宮崎訛りの小柄なガイドさんの案内で最初の目的地「飫肥(おび)城下町」へ向かいました。

 南北朝時代の築城から始まり、伊豆からきた伊東氏と島津藩の長い勢力争いの中 歴史を生きてきた城下町の事を初めて知りました。
 現存するのは、城門と石垣のみですが 他の地区から移築再現された 殿の住居跡は当時の生活を再現していて とても興味深く感じました。
 小京都と言われる、五万一千石の九州の一城跡とは思えない 文化の深さを見ることが出来ます。かっての戦いの、喧噪や混乱を飲み込むような飫肥杉の林に囲まれた屋敷や 庭の風情にこの地を訪れて良かったと思いました。

 日露戦争の、ポーツマス条約(日露講和条約)の調印をして戦争を終結に導いた小村寿太郎(外務大臣)の生家も復元されていました。

 鉄道利用で、宮崎は内陸部を数度訪れたことはありましたが 海からのアプローチで 今までの印象が変わりました。

 花材 ・紅葉木・柏葉紫陽花 ・鳴子ラン ・グラジオラス
 花器 ・備前焼 (鎧兜の武将のイメージ) 駒形九磨 作









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