女性蔑視と言う不愉快な言葉が 紙面やテレビ画面で踊っています。
先日、六甲アイランドにある 小磯良平美術館へ小磯良平展を観に行きました。古き良き、明治・大正・昭和を思わせる佇まいの この美術館には小磯良平氏のアトリエを北野坂から移築した一角があります。木造の窓枠やドアは 薄緑のペンキで塗られていて、神戸の街の異国情緒を感じさせます。
その明るいアトリエで描かれた数々の女性像は、一人一人の生活感が溢れた作品です。その美しさや逞しさや品格を温かく見守って表現されていて 見る人を心地よくさせてくれます。
我が家にも、舞妓さんを描いたエッチングの一枚がありますが、その清楚で利発な様子は 我が家の雰囲気を和ませています。
明治生まれの、この画家さんの女性讃歌と思われる筆遣いに心和まされたひと時でした。
花材 ・オリエンタルリリー ・猫やなぎ ・レースフラワー ・シキミヤ
花器 ・緑色花器