1312- 九谷の駿馬 2013-12-20 | 生け花 年末の楽しみの一つ、九谷焼の干支の酒盃と 名物のかぶら寿司が前後して届きました。目力のある、赤毛の馬が梅の花に飾られて 新しい年に向かって 駆けて行く様な図柄です。作者の健康と幸せを祈って 今夜はかぶら寿司で乾杯 ! 加賀の殿様気分です、いつもありがとうございます。 花材 ・和水仙 ・ききょう蘭の葉 ・南天の葉 花器 ・高取焼建水
1312- Winter in KOBE 2013-12-18 | 生け花 落葉舞う冬景色の神戸、クリスマス気分の神戸らしい、少しレトロで 華やいだ雰囲気が高まってきました。暖かいコートや、帽子に包まれて のんびりウインドウショツピングなど していると 冷たい北風の中でさえ、この冬の楽しみをあれこれ数え 足取りも軽くなってきます。 花材 ・やしゃぶし ・山帰来 ・バラ ・カスミ草 ・トルコ桔梗 花器 ・信楽焼 デザイン花器
1312-春夏秋冬、そしてめぐる暦 (こよみ) 2013-12-16 | 生け花 三十年近いお付き合いになる、九谷焼の作家さんから 年末に干支の盃がプレゼントされます。今年の干支の馬は、どんな姿形なのかと12月になると心待ちしてしまいます。盃の色や形は、永い間に 随分作風が変わったと思いますが、彼女の誠実な そして大きく人を包み込む優しい人柄は ずっと変わらないのです。 この一年を省みて、春夏秋冬の雰囲気の花を 一つの器に盛り込んでみました。テーブルなどで、四方から見て楽しむ花です。春のパートの菜の花は、実は食用の物を一時利用しています。 花器 ・小鹿田焼コンポート 干支の盃 春 夏 秋 冬
1312-冬の華 2013-12-14 | 生け花 長いお付き合いのお花の生徒さんが、「好きな花だと思って、お持ちしました」とベージュのフェルトの様な花を付けた びわの木と 和水仙を持って来て下さいました。この季節に、幾度となく 私が生けているのを思い出しての事だと感謝しています。寒空の下でも、濃い緑の葉と シックな色合いの花の ゆったりとした風情のこの木が大好きです。 びわは、濃いグリーンの古い葉を水洗いして乾かして 2-3センチに切って アルコールに漬けると 消炎・消毒の効果があり 夏のあせも、冬のカサカサ肌に薬効があります。 「冬の華」と言うタイトルを付けてから思い出しました。随分前に、池上希実子さんが、清純な女学生を まだフェースラインもシャープな 高倉健さんが、現役の" ヤクザ " を演じていた このタイトルの映画がありましたね。 花材 ・びわの木 ・和水仙 花器 ・有田焼 青磁壷
1312- 光る海 2013-12-11 | 生け花 太陽の高さが、水平線に近い冬の晴天の日は バルコニーから見える海は一日中 キラキラと光っています。そんな日には、一日に何度と無く 仕事の手を止めて バルコニーに出て海を見たくなります。台風シーズンの、白い牙をむいた海の事など 忘れてしまいそうに 静かな穏やかさです。雲の流れに沿って、色を変幻自在に変えて行く様子は 芸術としか言いようがありません。 花材 ・オンシジュウム ・スプレー菊 ・マトリカリア ・黄金ヒバ 花器 ・美濃焼 すり鉢型水盤