1802- 寒さの 記憶

　平昌オリンピックの、寒さが話題になっています。冬の競技は、雪や氷が無ければ成立しないのは 当たり前のことですが この異常な寒さに選手や関係者は 悩まされている様です。

　私が今まで 一番記憶に残る寒さは ２０代後半の頃 夫と天神平へスキー旅行に行った時の事です。
　アウトドア派の夫にして見れば、スキー場や冬山は寒いのが当たり前だった様ですが当時 私はスキーの経験は数回しかなく なだらかなスキー場の斜面を覚えたてのボーゲンでゆっくり下る位の実力でした。

　スキー場のゴンドラとリフトに乗り継いで着いたのが頂上、頂上は少し吹雪いていて そこからゲレンデの下の小屋まで 滑り降りて行くことになりました。
　前方を滑っていく夫の後を 必死で追いかけ あちこちの雪の山にぶつかりながら 雪だるまの様になって 三、四十分かかって小屋に着きました。
　小屋の軒には、つららが４０センチも下がっていて、小屋に入るとゴンドラに同乗していた山スキーの五、六人のベテラン達が 早々に小屋に到着していて　薪ストーブの前で談笑しながらカレーライスを食べていました。その時の外気温はマイナス２０℃以下で 積雪のため二階の窓から出入りをしていました。

　体は、それ程寒さは感じていませんでしたが 唯一外気に触れていた 私のほっぺは多分真っ赤で 白黒写真のそれは黒いほっぺでした。
　私たちも、暖かいカレーライスを食べてやっと 人心地がつきました。

　今回出場の４５歳のジャンプのレジェンド、葛西さん。平昌の寒さは身に染みたことでしょう、若者たちに負けず 帰国まで頑張ってください。

　花材　・葉ラン　・オクラレルカ　・金魚草　・シンビジウム
　花器　・ブルー花器

1802- 春 陽

　厳しい寒さから解放されたこの 二、三日、毎朝氷が張っていた 鳥の水飲み場も今朝は水がぬるみ 小鳥たちが水浴びを楽しんでいます。
　未だ、雪に閉ざされた北国にも この暖かい春の陽を届けてあげたいですね。

　このまま春が訪れるとは思いませんが 暫くはこの暖かさの中 手足を思い切り伸ばしましょう。

　花材　・シンビジウム　・玉しだ　・結びやなぎ
　花器　・青磁　水盤

1802- お雛飾り

　毎年立春の朝を待ち兼ねて お雛飾りをしてきましたが 今年は余りの寒さに 飾る気分にもなりませんでした。
　昨日、極寒の平昌で日本の女子 アスリート達が素晴らしい成績を出してくれました。
　彼女たちに敬意を表して、今朝 お雛飾りを出して お花を添えました。
結びやなぎの様に しなやかに オクラレルカの 力強い緑の葉、そして可愛らしい餅花 も添えました。

　花材　・餅花　・結びやなぎ　・オクラレルカ
　花器　・有田焼　青磁壺

1802-小柄なアスリート達の エネルギー

　沢山の事が、オリンピックの本来より興味を引くニュースに溢れる幕開けとなった この大会で ひたすら自分の実力を発揮しようと集中する 世界のアスリートを見ていると 少し心が落ち着く思いです。
　アイススケートの競技も始まり、体位的に欧米のアスリートより　恵まれているとは思えない 小柄な日本選手たちが頑張っている姿に 心からのエールを送りたくなります。
　個人戦が始まるこれから、日本人らしい 爽やかな感情表現や 軽やかさでベストを尽くしてください・・・でも、やはりメダルは欲しい !

　花材　・金魚草　・グローリオーサ　・加工花材
　花器　・舟形水盤

1802- 平昌オリンピックが開催

　平昌オリンピックの開会式が、今日夕刻に 開催されます。世界の平和を願う若者たちが、日々研鑽を積んできた結果を 悔いることなく発揮できることを願っています。
　この平和の祭典の陰では、いろいろな政治的な思惑が交錯していることは とても残念です。
　文化・宗教・信条の違いを越えて、この機会に平和を願う集いになることを祈り 若い各国の選手団に心からの声援を送ります。

　花材　・金魚草　・オクラレルカ　・お多福南天　・グロリーオーサ
　花器　・赤色ガラス器