一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1806- 束の間

2018-06-08 | 生け花
 昨日は、朝から青空が広がり 梅雨入り後の束の間の晴天 どの家も思い切り洗濯に精を出している様子。
私も、洗い残していた冬物の洗濯に 精を出しました。

 雨の中、影を潜めていた数匹のノラ猫たちも 何やら仔細ありげに 庭を縦横に横切っていきました。
予報では、この週末にかけて 梅雨空が戻る様です。
 
 花材 ・アンセリウム ・アナベル ・グロリオーサ ・庭に自生する葉もの
 花器 ・黄色ガラス花器

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1806- 梅雨入り

2018-06-06 | 生け花
 昨日、中国地方も梅雨入りとなりました。
先日、太極拳の古い仲間が 県北から私たち会の合同練習に参加し 我が家に立ち寄ってくれました。
 その日は、晴天に恵まれ我が家の雑木の庭には 木の精 フィトンチットが溢れていました。
庭を眺めながら、時間も忘れ楽しく談笑して 帰って行きました。

 後日、はがきで「そろそろ梅雨入りだけど 雨の庭も良いでしょね・・・」
日本特有の、梅雨がもたらす美の世界 木々が微妙な陰影を見せ 色づき始めた紫陽花のブルーや紫が 一際 静けさを醸し出しています。

 花材 ・蛍萱 ・紫陽花 ・そけい
 花器 ・創作花器

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1806- 花も実もある 話

2018-06-05 | 生け花
 先日、琵琶の枝を頂いて 庭に生けて楽しんでいましたが 日に日に実が大きく色づいてきました。
「これ、美味しいかもしれない」一つ食べてみると、酸味甘味とも程よく とても美味です。このところの日照と、備前のツボのたっぷりの水で ご機嫌に育った様です。
朝食のフルーツに加えて、二・三個頂いています。
葉は早速リカーに漬けて、四・五日経過しましたが 薄茶色の液が出来つつあります。
琵琶の枝の花も実もある、有り難いお話です。

 花材 ・グロリオーサ ・アンスリウム ・伊予みずき
 花器 ・備前 創作花器 (清水政幸作)



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1806- 最後のお客

2018-06-02 | 生け花

 美味しい信州味噌に出会って、15-6年位でしょうか。その味噌屋さんが心臓の病気の為 廃業するとのこと。
配達してもらった日に、賞味期限を1年以上残した4キロ入りのものを一つ 「最後のお客様にサービスです」と言って置いて行ってくれました。

 毎日の料理に、例年の晩秋の柚子味噌作りに 我が家では欠かせない味でした。
改めて表記を見てみると、原材料は玄米・塩・大豆 その他の添加物は一切ない天然醸造と記されています。冷蔵庫に入れず、自然熟成させながら食べて行くのです。
 いつもの二倍の味噌樽を床下の 冷暗所に貯蔵すると一時期 味噌分限者になった気分ですが これが無くなる時のことを考えると寂しくなります。この味噌の味の様な、明るく円満な礼儀正しい味噌屋さん 又元気になってこの味を提供してくれる日は無いのでしょうかね。

 花材 ・夏椿 ・山椒の実 ・紫陽花 ・蛍フクロ
 花器 ・葡萄蔓 手提げ籠



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1806- 初夏の果樹園

2018-06-01 | 生け花
 果樹園のあるSさん宅へ 琵琶の葉をいただきに行きました。
超大木の琵琶の木は 少し青みを残した実がたわわで 二本の栗の木(超大木)は花の盛りで 滝の様な景観が圧巻です。

 頂いた琵琶の枝の見事さに、備前の大壺を庭に持ち出し 生けてみました。
紫陽花の色づきが待たれる 葉の緑中心の庭の一角で 琵琶の実の優しい暖かい黄色が 一際美しく思われます。
 
 琵琶の実の 形や色は 母性の優しさを 初冬の空を彩る白とベージュの力強い花には 頼れる父性を感じるのは 私だけでしょうか?
因みに琵琶の葉、古い濃い緑のものを洗って2-3センチに切って アルコールに漬けると一週間ほどで これからの季節の蚊や虫刺され汗疹などに 消炎・消毒の薬効があります。

 花材 ・琵琶の実
 花器 ・備前 緋襷大壺





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