いろいろ大変なときは「バカ映像」にかぎる。
昨今のコロナ危機で、不便な思いを強いられているが、私のストレス解消法はマヌケな動画を観ること。
前回オススメしたのが「奥崎謙三の政見放送」と、氏が主演のカルトドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』だが(→こちら)、今回はすぐれた破壊シーンを。
「モノを壊す」というのは妙にカタルシスがあるもので、ゴジラやウルトラマンなど「特撮」が人気なのは、やはりこの破壊シーンにウットリできるから。
こういうご時世だからこそ、むしろあえて世界が崩壊するような映像を見るのが、「逆療法」的いやしになるのではと考え、そういったものをあれこれ探してみることにする。
まずは『ウルトラマンレオ』の第1話(→こちら)。
レオの故郷であるL77星を滅亡させたマグマ星人は、今度は地球にねらいをさだめ、凶悪な双子怪獣レッドギラスとブラックギラスを送りこんでくる。
強烈な嵐を起こして、津波で日本を沈没させようとするのだが、この特撮がド迫力。
当時はウルトラシリーズもマンネリ化し、オイルショックなどで予算的にも苦しい時期だったそうだが、それにしてもこれは出色の出来だ。
ビルがバンバン飲みこまれていくところとか、本当に怖いくらい。
マジすごいッス。イカも飛んでくるし。
続けては海外から。
時代はずいぶん下って、1933年の特撮(→こちら)。
『Deluge』という映画。日本では『世界大洪水』というタイトルで公開されたそうな。
戦前のそれと言えば、セットとかもショボショボなんでねえの? と思われるかもしれないが、さにあらず。
ニューヨークが壊滅するシーンなんだけど、これがもうこれでもかという破壊でビビる。
SF作家である山本弘さんの『あなたの知らないマイナー特撮の世界』という同人誌で紹介されていたもので、メイキングの写真とかも載ってたんだけど、今押し入れあさっても見つからないでやんの。
たぶん、特撮ファンの友人に貸して、そのままになってるんだろう。そこで紹介されてた、『江戸に現れたキングコング』とか、すごく観たいぞ!
山本先生のブログによると詳細は不明だそうだが、メチャおもしろそうやん!
面白い映画
怖ろしい映画
話の種に是非一度は見て頂き度い映画!
無敵全勝黄金篇
ポスターの宣伝文句もすばらしい!
(プロレス&アイドル編に続く→こちら)