1ヶ月も前になりますが
河北新報社主催「女性に優しい漢方セミナー~ステキ女子のココロとカラダ」に参加してきました。
当日は我が家の薬膳教室真っ最中だったため、到着がすっかり遅れてしまい急いで会場に向かったわけですが、
開催場所の東京エレクトロンホールの前には若い女性たちの長蛇の列。
果たして、ゲスト出演の押切もえさんが目当てなのか?
はたまた、漢方セミナーに大きな関心があってきたのかどうか?
実際にはよくわからないのですが、、、
「漢方&もえちゃん」どちらにも興味があったおばさんにとっては、
枝葉末節ということで、若い女性たちに混じって会場入りしたわけです。
さて、、、このタイトルについてですが、
何故に「“人に”ではなく“女性に”優しい~」と女性に限定されているのでしょうか?
そもそも、ここから疑問が生じるわけですが、
男性と女性の大きな違いが、『女性の一生は女性ホルモンとは切り離せない人生』ということです。
男性が男性ホルモンの存在を特に感じるのは、ヒゲが生えてきたり、声変わりをしたり、
いわゆる第2次性徴期の頃が顕著だと思うのですが
女性は毎月訪れてくる生理とそれに伴う体調変化および精神的ストレス、又、つわりなどを伴う妊娠期と出産期、
更年期を迎えると減りゆく女性ホルモンによる様々な不調が起きてくる時期となり、ほぼ一生←老年期以外は、
女性ホルモンに左右される人生となる訳です。
例えば、生理痛も辛い人は起きていられないほどの下腹痛などを伴いますが、生理前でも、お腹が張ったり、イライラしたり、
便秘がちになったり、疲れやすくなったり、鬱々するなどのつらい症状を伴うことが多く、
これは排卵後から分泌されるプロゲステロンという黄体ホルモンによるものではないかと考えられているそうです。
これは月経前症候群(PMS)と言われ
カラダだけでなく、ココロにも辛いと感じる症状がいろいろと現れてしまうわけです。
又、例えば冷え性である、疲れやすい、カラダがむくみやすいなどの症状に関しても、「体質だからしょうがない」とか
「病院に行くまでのものでもない」と今までなら気のせいとして片付けてしまっていたり、恥ずかしいと諦めてきたことが、
実は未病という状態であり、見逃してしまうと大きな病気につながってしまうという場合もあるわけです。
この「未病の状態で直す」というのが漢方の得意分野であり、体全体のバランスを見て、
ココロとカラダ双方に効果がある漢方薬を処方してくれるというわけです。
(対照的に、西洋医学は一つ一つの症状にあった治療をし、時には外科手術をしてと、病態別の治療が得意分野なわけです。)
漢方薬とは、「自然界に存在する植物であったり、動物であったり、鉱物などを原料にした複数の生薬をグズグズと煮たり、
細かく刻んだりしたもの」して、正直苦くてまずいという印象がありますが、
実際に処方して、苦くて飲めないと感じる場合は「その方のカラダに合ってない」と考えるそうで、
その場合は少し様子を見ながら、他の漢方薬に変えるなどの対処をするそうです。
「だるい、疲れやすい、肩こり症である、毛が抜けやすい、冬だから足が冷えてもしょうがないなど、、、
体質として今まで諦めていた症状であったり、見過ごしてしまいがちな症状も、漢方によって解決できることも多いので
一度漢方医にご相談してください」というお話でした。
今では、殆どの病院で漢方を得意とする先生がいらっしゃるそうですよ。
いままで、「寝ていりゃ直るさ!」と・・・やせ我慢をしていたあなたも
ぜひとも一度漢方医にご相談なさってくださいね。
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