勝利とは、相手を完膚なきまでに打ちのめすことして捉えてしまうがゆえに、自らが完膚なきまでに打ちのめされることを敗北として捉えざるをえないかもしれません。
その結果、完璧な勝利は完璧であるがゆえに省みることすら忘れてしまうかも知れず、完璧な敗北は逆説的に自らの存在を否定せざるを得ないような気がします。
そもそも、勝負に臨むにあたっては、長期的な視点に立脚した戦略目的と短期的な指標をもった戦術目標があるべきだと思います。
とはいえ、目的として完璧な勝利を追求するがあまり、勝利の本質を見失った戦史を紐解くと、
「よかれと思って、やったのだが」
「あのときは、ああせざるを得なかった」
・・・・・
と、つい日頃から言いたくなる言葉に潜むのは、必ずといっていいほど曖昧な目的や二重の目的が存在しているような気がします。
初稿 2013/06/14
校正 2021/03/12
写真 大艦巨砲主義・大和型戦艦(1/10模型)
撮影 2008/07/26(広島・呉市海事歴史科学館)
その結果、完璧な勝利は完璧であるがゆえに省みることすら忘れてしまうかも知れず、完璧な敗北は逆説的に自らの存在を否定せざるを得ないような気がします。
そもそも、勝負に臨むにあたっては、長期的な視点に立脚した戦略目的と短期的な指標をもった戦術目標があるべきだと思います。
とはいえ、目的として完璧な勝利を追求するがあまり、勝利の本質を見失った戦史を紐解くと、
「よかれと思って、やったのだが」
「あのときは、ああせざるを得なかった」
・・・・・
と、つい日頃から言いたくなる言葉に潜むのは、必ずといっていいほど曖昧な目的や二重の目的が存在しているような気がします。
初稿 2013/06/14
校正 2021/03/12
写真 大艦巨砲主義・大和型戦艦(1/10模型)
撮影 2008/07/26(広島・呉市海事歴史科学館)