「医療が生命にふれる問題を取り扱うなら、医師である自分が命の水を得る事業をするのは、あながちかけ離れた仕事ではないような気がした」(「医者井戸を掘る―アフガン旱魃との闘い」より)
約20年にわたりアフガニスタンで医療活動に従事し、2010年には約10万人が生活できる総延長約25kmにわたる農業用水路を築いた中村医師の言葉。
約2年前の2019年12月、不幸にも中村医師は凶弾に斃れましたが、その死を悼むとともにその功績を讃え偲ぶ様々なプログラムが昨年末に開催されました。
NHKのドキュメンタリー番組では、ワーカーと呼ばれる日本人がなぜアフガニスタンの農業用水路建設に従事するに至ったかを描き、母校の同窓会が企画する追悼講演会では、同級生の目から見た等身大の中村医師の姿も垣間見ることができたような気がします。
日本から遠く離れたアフガニスタンの民に寄り添うだけでなく、日本の社会から離れることを余儀なくされた若者をも受け入れる姿は、遠藤周作が描く出逢った人々の悲しみに寄り添う「永遠の随伴者」のイメージを彷彿させます。
初稿 2021/01/31
校正 2022/02/03
視聴 2020/12/27
番組 NHK「中村哲の声がきこえる」
受講 2020/12/19
主催 九州大学 医学部 同窓会
写真 東京ジャーミィ
撮影 2020/10/10(東京・代々木上原)
約20年にわたりアフガニスタンで医療活動に従事し、2010年には約10万人が生活できる総延長約25kmにわたる農業用水路を築いた中村医師の言葉。
約2年前の2019年12月、不幸にも中村医師は凶弾に斃れましたが、その死を悼むとともにその功績を讃え偲ぶ様々なプログラムが昨年末に開催されました。
NHKのドキュメンタリー番組では、ワーカーと呼ばれる日本人がなぜアフガニスタンの農業用水路建設に従事するに至ったかを描き、母校の同窓会が企画する追悼講演会では、同級生の目から見た等身大の中村医師の姿も垣間見ることができたような気がします。
日本から遠く離れたアフガニスタンの民に寄り添うだけでなく、日本の社会から離れることを余儀なくされた若者をも受け入れる姿は、遠藤周作が描く出逢った人々の悲しみに寄り添う「永遠の随伴者」のイメージを彷彿させます。
初稿 2021/01/31
校正 2022/02/03
視聴 2020/12/27
番組 NHK「中村哲の声がきこえる」
受講 2020/12/19
主催 九州大学 医学部 同窓会
写真 東京ジャーミィ
撮影 2020/10/10(東京・代々木上原)