少し前の話ですが、ゴールデンウィークに社会人一年目の長女が東京から福岡へ飛行機で、大学三年生の長男が京都から新鳥栖へ新幹線で帰省しました。
社会人一年目の長女は、帰省してほっとしたせいか微笑みながらも実感している社会人の大変さを垣間見せる一方で、大学三年生の長男はそんな姉をよそ見に、来たるべき就職活動の不安や心配を覗かせているような気がしました。
ところで、長女が二年前のインターン※1で訪れた場所を再び家族で訪れてみました。干満の差が最大6mという有明海から忽然と姿を現すその道は、まさに「月の引力が見える町」であるかのようでした。
ひょっとしたら、現在から歩む道が誰であれ分からないにせよ、そこには必ずなんらかの道標があるはずで、なにがあろうとも前を向いて眼前に拡がる世界をしっかりと見て、それがいったいなんであるかを考えることが大切なのかもしれません。
それぞれの帰省経路は違うにせよ、長女と長男が帰途につく際、車で福岡空港と新鳥栖駅まで見送りましたが、しっかりと前を向いてそれぞれの道を歩んで欲しいと改めて思いました。
追伸 中学二年生の次女へもまた、私と妻のそんな思いが詰まった本※2を手渡しましたが、はたして読んでくれるかな。
初稿 2024/05/13
写真 海中道路
撮影 2022/08/11(佐賀・太良)
※1)#73「もうひとつのインターンシップ」
※2)§137「14歳の君へ」池田晶子, 2006.
社会人一年目の長女は、帰省してほっとしたせいか微笑みながらも実感している社会人の大変さを垣間見せる一方で、大学三年生の長男はそんな姉をよそ見に、来たるべき就職活動の不安や心配を覗かせているような気がしました。
ところで、長女が二年前のインターン※1で訪れた場所を再び家族で訪れてみました。干満の差が最大6mという有明海から忽然と姿を現すその道は、まさに「月の引力が見える町」であるかのようでした。
ひょっとしたら、現在から歩む道が誰であれ分からないにせよ、そこには必ずなんらかの道標があるはずで、なにがあろうとも前を向いて眼前に拡がる世界をしっかりと見て、それがいったいなんであるかを考えることが大切なのかもしれません。
それぞれの帰省経路は違うにせよ、長女と長男が帰途につく際、車で福岡空港と新鳥栖駅まで見送りましたが、しっかりと前を向いてそれぞれの道を歩んで欲しいと改めて思いました。
追伸 中学二年生の次女へもまた、私と妻のそんな思いが詰まった本※2を手渡しましたが、はたして読んでくれるかな。
初稿 2024/05/13
写真 海中道路
撮影 2022/08/11(佐賀・太良)
※1)#73「もうひとつのインターンシップ」
※2)§137「14歳の君へ」池田晶子, 2006.
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