「武士道とは死ぬことと見付けたり」
旧佐賀藩士・山本常朝が語り部。三島由紀夫が座右の書として絶賛した武士の美学として評される書。
三島由紀夫が説いたのは、自由意志の究極の姿が死を選ぶことと考えるのは幻。自らが生まれることを選ぶことができないことと同様に、自らが死も選べないはずという境地。
死は選ぶべきものではなく、選ばざるを得ないものであるのならば、なおのこと日頃から必死に生きよと説いているのかもしれません。
二十年振りに読み返してみて思うのは、ごく当たり前なことを逆説的に諭し、日頃の行動の心構えを示唆してくれるのが「葉隠」のような気がします。
初校 2013/03/16
校正 2020/07/07
写真 後醍醐帝をお迎えする楠公像
撮影 2012/10/29(東京・皇居外苑)
旧佐賀藩士・山本常朝が語り部。三島由紀夫が座右の書として絶賛した武士の美学として評される書。
三島由紀夫が説いたのは、自由意志の究極の姿が死を選ぶことと考えるのは幻。自らが生まれることを選ぶことができないことと同様に、自らが死も選べないはずという境地。
死は選ぶべきものではなく、選ばざるを得ないものであるのならば、なおのこと日頃から必死に生きよと説いているのかもしれません。
二十年振りに読み返してみて思うのは、ごく当たり前なことを逆説的に諭し、日頃の行動の心構えを示唆してくれるのが「葉隠」のような気がします。
初校 2013/03/16
校正 2020/07/07
写真 後醍醐帝をお迎えする楠公像
撮影 2012/10/29(東京・皇居外苑)