古来より、日本には神奈備(かんなび)と呼ばれる聖域があるそうです。
それは人智を越えるものが宿るとされる山や森や岩磐であり、ひょっとしたら、自然への畏怖の念が信仰に転化したのかもしれません。
稲作を可能とする河に沿った低湿地を見下ろす標高約300m程の神奈備としての神山(こうやま)に降臨したとされる賀茂別雷命(カモワケイカヅチノミコト)。
雷を別けるほどの力をもち、恵みの雨をもたらすとされる雷神を奉る祭祀の数々は、弥生期に渡来したとされる稲作を中心とする技術と集約型労働を可能とする統治プロセスの原形のような気がします。
初校 2014/06/04
校正 2021/01/24
写真 岩上※
撮影 2014/01/26(京都・上賀茂神社)
※「がんじょう」と呼ばれ、葵祭の折りには宮司はこの岩の上で神のご意志を勅使へ伝える神聖な場所であり、神奈備としての神山とともに古代祭祀の原点とも呼べる場所でもあるそうです。
それは人智を越えるものが宿るとされる山や森や岩磐であり、ひょっとしたら、自然への畏怖の念が信仰に転化したのかもしれません。
稲作を可能とする河に沿った低湿地を見下ろす標高約300m程の神奈備としての神山(こうやま)に降臨したとされる賀茂別雷命(カモワケイカヅチノミコト)。
雷を別けるほどの力をもち、恵みの雨をもたらすとされる雷神を奉る祭祀の数々は、弥生期に渡来したとされる稲作を中心とする技術と集約型労働を可能とする統治プロセスの原形のような気がします。
初校 2014/06/04
校正 2021/01/24
写真 岩上※
撮影 2014/01/26(京都・上賀茂神社)
※「がんじょう」と呼ばれ、葵祭の折りには宮司はこの岩の上で神のご意志を勅使へ伝える神聖な場所であり、神奈備としての神山とともに古代祭祀の原点とも呼べる場所でもあるそうです。