なぜ、政府(菅首相と官僚)は、積算放射線量20mS/年に上げなければならなかったのか、考えるまでも無く政府の初期対応の遅れを、正当化するためであったのだろう。 外部被曝、内部被曝、食物被曝その他諸々の放射線を考えれば、良心的な学者さんたちが訴えている 1mS/年を、今後も限界被曝量として守っていく必要が有るのではないか・・・。
原発の爆発を、煙が出ている状況とか、爆発事象とか言っている間に最悪のシナリオを頭に描いて、政府は対策を起こすべきであった。 原子力に対する認識が、総理の専門家意識が邪魔になったこともあり、その実態の把握と対策が『無知の者』より遅れたのだろう。
結果的には、村山内閣が自衛隊の出動に余計な思いを入れ、多くの焼死者を出した阪神大震災より、遥かに深刻な事態となった。
『中部大の武田先生』がいつの頃からかブログで、福島の浜通りと中通りは、殆どが放射線管理区域となる状態なので、従来からの規制値でそれに沿った対応をすべきと、早い段階から警鐘を鳴らしていた。
馬鹿なものほど、思い上がりが激しいものだが、今回の原発事故は単に政府の無過失責任と言っても、地域住民は10年~30年先までもの、長期間被曝に苦しめられることが明らかな被曝線量といえる。 政府、保安院、東電、文科省、彼ら全員が腹を切ってお詫びをしても、被災者には納得が行かないのではないか。 エダノ官房、まだ「放射能を含む土を除去する必要は無い」 とテレビの中で会見中に言っていた。
完全に、意識が麻痺しているとしか思えない。 弁護士だから、庶民の思いと違うのかもしれないが、彼は以前から自分に責任が及ぶ事を避けているような発言が多い。 潔く責任を全うできるような人物でないと言う事は、扇の要とはなり得ないという事ではないのか。
ジャガイモの芽が出ないように放射線を作物に照射すると聞いた事がある。
そんな事を考えれば原発の放射線被爆者は、精神的ストレスによってもその健康を犯されるということもあるだろう。 過去の原発被害のデータ以上にその影響は甚大であろう。
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*** 以下引用 下記URLより ***
http://mainichi.jp/select/today/news/20110414k0000m040112000c.html?inb=tw
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震災後にできた現地の市民団体「原発震災復興・福島会議」が、福島県が4月上旬に実施した小中学校や幼稚園などの校庭・園庭での調査結果を基に独自に集計したところ、県北地域を中心に、全体の2割で、大気中(地上1メートル)で毎時2.3マイクロシーベルト(0.0023ミリシーベルト)以上の放射線量が検出された。 仮に、校庭に1年間いた場合に20ミリシーベルトを超える値で、同団体は線量の高い学校での新学期の延期や学童疎開の検討を要請している。
*** 以上引用 終 ***
*** 以下引用 下記URLより ***
http://mainichi.jp/select/today/news/20110416k0000m040109000c.html?inb=tw
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福島県は4月上旬、県内の小中学校や幼稚園などの校庭や園庭で大気中の放射線量を調査した。 市民団体「原発震災復興・福島会議」が集計した結果、75.9%(1242施設)が、原子力施設で不要な放射線被ばくを避けるため法令で設定されている放射線管理区域基準(3カ月で1.3ミリシーベルト)を1時間あたりに換算した値の0.0006ミリシーベルトを上回っていた。 特に福島市などの県北地域や南相馬市などの太平洋沿いの北部地域では96~99%で管理区域基準の数値を超えていた。
*** 以上引用 終 ***
*** 以下引用 下記URL より ***
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/273.html
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今、福島では文科省の「年間20ミリシーベルト」基準の15歳未満への適用への怒りが徐々に大きくなりつつある。 郡山市では、市独自に放射線値が高い市内28校、施設の校庭、園庭の表土を除去する工事を始めた。 しかしこの動きにも文科省は、「必要ない、冷静な対応を」(高木文科大臣)と市独自の除染作業に圧力をかけ、福島県民の不安はさらに大きなものとなっている。
*** 以上引用 終 ***
累積放射線量は、Mainiti.Jp 4/ 23付に寄れば、文科省発表で3月15日からではなく、
3月23日~4月22日までの数値を発表している。 浪江町8.8mS~20.2mS、飯舘村11.6mS 地上で測ったのか、ビルの屋上で測ったのかそれによっても、大きければ10倍程度は違ってくると言う事らしい。
だが、3月15日~3月22日の被曝線量測定分はどこへ仕舞い忘れたのか文科省、口を拭って知らん振りは無いのではないか・・・。
《20日の衆議院青少年問題特別委員会で、放射線影響学が専門の久住静代原子力安全委員会委員は 、「(基準の妥当性について)社会的、学校教育等々、総合判断の下で可能と判断したもので、年間20ミリシーベルトで健康に影響が出るということはない」と答えています。》 と言うブログもあります。
放射線量の高い地域、高い日々と言うので検索を賭ければ、その数値は何者かにより削除されまくっている。 それが、MI6なのかCIAなのか筆者には知る由も無い。
文部科学省・厚生労働省の考え方の20mS/年の根拠と、福島市の放射線
被曝量を計算すれば、下記のようになるそうです。
(3.8μSv×8時間+1.52μSv×16時間)×365日≒ 20mSv/y
※3.8μSv×8時間は屋外として計算
※1.52μSv×16時間は屋内(木造住宅)として計算
― 福島県福島市の累積放射線量 --- 4/6付けデータ表は下記URLより ―
http://www.pref.fukushima.jp/j/7houbu37.pdf#search='http://www.pref.fukushima.jp/j/7houbu37.pdf'
3週間ほどの福島市の放射線量 = 3127.9μSv ≒ 3.13mSv