なにやら手を変え品を変え、小沢一郎氏を罪に陥れようとする不自然さが、問われているときに再び、埼玉県警によって過去の鹿児島県議選違反事件(捏造確定)のような強引な取調べがあったようだ。
*** 以下 Mainiti.Jp5/26付 引用 ***
《 統一地方選の埼玉県深谷市議選で二十数人を飲食接待したとして、市議の永田勝彦(67)と妻文恵(64)の両容疑者が公職選挙法違反(供応買収)容疑で埼玉県警に逮捕される事件があり、毎日新聞が接待を受けたとされる住民に聞いたところ、取材に応じた20人全員が「会費を支払った」と証言した。 ・・・・・・・・・・・・》
鹿児島事件をウィキペディアより引用してみる。-以下引用―
《 県警(鹿児島)は焼酎・現金供与事件で任意の事情聴取に応じたうち1名の証言から、「中山本人が志布志町内の集落で4回にわたり会合を開き、出席者に現金を直接配る買収行為を行った」容疑があるとして裏付け捜査を開始する。
その結果、この集落にある7世帯の住民が次々と逮捕・起訴され、102〜186日の長期勾留を強いられる異常事態となった。15名中、9名は容疑を否認したが、6名は捜査担当者の自白強要や「村八分」への恐怖心から容疑を認める旨の供述を行い、県警は中山と妻を6月4日に公選法違反容疑で逮捕した。
中山と妻は一貫して容疑を否認したものの、妻は273日間の、さらに中山は395日間と実に1年以上の長期勾留を強いられた。
なお、公選法第97条の規定では、選挙当日から90日以内に当選者が死亡・辞職などの理由で欠員となった場合、次点の候補者が繰り上げ当選となるが、中山は90日を超過した7月20日に弁護士を通じて県議会議長に辞職(及び自民党会派からの離脱)を届け出たため、次点であった元職・市ヶ谷の繰り上げ当選にはならず、翌2004年7月11日に補欠選挙が実施された。
この補欠選挙には中山と市ヶ谷の2名が出馬したが、市ヶ谷が当選し、中山の県議復帰はならなかった。 》
有り得ない事だが、県警の(あるいは誰かの)思惑が有ったならその思惑通りことが進んだ。
取調べの可視化によって、国民の側の利益が守られると言うことは、誰が考えても明らかで、そこへ一歩踏み出さなければ何回でもこういう事件は起こり得るのであろう。 立法府は何故何もしないのか、行き着くのは既得権益者層として、共通の利益の場に異端者を入り込ませないシステムと勘繰られても止むを得ないということか・・・。
取調べの可視化が実行されたら困ると言うのは現在のところ、権力者側いわば検察と警察側のことであろう。 現代のように検察、司法、警察がグローバリズム(≒守銭奴)に汚染された、はじめに『自分の懐ありき』とそれを改善しようとしない人々では、彼らの殆どが立つ位置は国民の側に無いというのは明らかである?
それにプラスして、情報公開の法制度もアメリカのように30年経ったら、全て、全て公開するという、ことになったら官僚も政治家も秘密裏に処理して『安心』と云うわけには行かないだろう。 日本の情報が、アメリカの情報開示によってしか調べる事ができないのでは、国家として余りにも情けない。
こういう事件は、『政府側』言葉を変えれば『権力者側』の動機は何であろうと考えて見れば、いかに民主主義と言う制度がもろく崩れやすいかと云うことが見えてくる。
田中角栄以下、国民にとって有用な政治家と云えども見えない『筋の力』によって、葬られてきた政治家は数知れない。 その地域の住民にとって誰が有用で、誰が単なる権威にすがって生活の糧を得ているのか良く考えるべきである。
住民の政治に対する無関心、無責任がひいては自分たちに跳ね返ってくるという『民主主義』を良い方向に進める意味においても、ここはそのような捏造を疑われるだけで、埼玉県警の責任者にはっきりと見える形での責任を取ってもらわねばいけないのではないか。
改めて言えば、自由には責任が伴うし、権利には義務が伴うと言うことに尽きる。