久々にお父さんと娘たちを誘って家族で映画を観た。小学生からお年寄りまで、家族全員で楽しめる数少ない映画かもしれない。この『ALWAYS三丁目の夕日』は、昭和33年に東京タワーが完成する時代背景の映画なので私の記憶より少しさかのぼる。それでも画面の背景が全部レトロで懐かしくって、一つ一つの画面が宝物みたいに思えて隅々まで楽しんで観た。その中でもとっても素敵なのは人と人の距離。家族のバランス、子どもたちの世界、ご近所の付き合いなど、家族と他人の分け隔てがない世界。そして、いいことも悪いこともお互い、なんて素直に感情表現していたんだろう。正面からぶつかるすがすがしさ!だからなのか、出てくる人たちの顔の表情がとても豊かだったと思いませんか?お金では買えない大切なものを共有しながらあの時代の人々は生活していたんだと思う。一人暮らしでもあの頃は、決して孤独ではなかったかもしれないね。人がどこからでも踏み込んでくるから。(笑)東京タワーがあんなにシンボリックで美しいものだったなんて知らなかった。
お金があっても決して心が豊かといえない今の時代。心の豊かさを求めて、いつかあんな人情たっぷりの時代を選択できる時がやってくるだろうか?
お金があっても決して心が豊かといえない今の時代。心の豊かさを求めて、いつかあんな人情たっぷりの時代を選択できる時がやってくるだろうか?