子供の頃、春はピンク色のイメージだった。
新しい学年になったり、新しい学校に入学したり。
新社会人として、真新しいスーツに身をつつんだ頃の若かりし私は、ありきたりの言葉ながらも、春は希望に胸が膨らむ、心浮き立つ季節であったわけだ。
しかし今、満開の桜は少々切ない春を思い起こさせる。
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満開の桜の中で母を見送ってから、今日でちょうど1年。
一周忌の法要は3月に済ませたので、今日の命日にはたくさんのお花や供物を買って仏壇に供え、私はその前で、缶チューハイを飲んでいる (笑)
昨年は、3月11日に起こった大震災の影響で、繁忙期が1ヶ月伸びたような忙しさだったのだが、 その日 は不思議とヒマな一日だった。
帰宅後、ゆっくりと夕食を食べ、お風呂に入り、髪を洗い、髪を乾かし、基礎化粧をし、 「さてビールでも飲もうかな」 と思った矢先に、病院から呼び出しがかかったわけだ。
私に身支度をさせる時間の余裕を与え、でもこれから母の元へ車で向かうことになる私に、ビールを飲む余裕だけは与えない (笑) 、絶妙なタイミングであった。
そういえば、父を見送ったのも春だった。
もう18年も前の3月24日、父の耳元で、 「もうすぐ桜が咲くよ」 とささやきながら送り出したことを、今でも鮮明に思い出す。
・・・・・・・・同じ桜の季節に、父は母を迎えに来たんだなぁ。
あれから一年。
忙しい仕事に埋没して時を忘れ、素敵な友人たちに囲まれて元気をもらい、なんとか最初の1年を乗り越えた。
きっとどこかで見守ってくれている父や母に心配をかけぬよう、これからも自分のため、そしてちょっとだけ (笑) 社会のため、大切な時間を使っていこうと思っています。
さて、明日の休みはお墓参りでも行ってこようかな。
・・・・・・・・雨らしいけど (爆笑)
もう1年経つのですね。
お父様が旅立たれたのも桜の季節でしたか・・・。
同じ桜の季節に、お父様がお母様を迎えに来たという表現が素敵だなと思いました。
桜が咲くことは、ご両親が見守ってくれているサイン、と考えてもいいかもしれませんね。
病院から呼び出しを受けたのが、
たまたまビールを飲む前だったというのは、
凄いタイミングですね。
お母様の、ふうさんに対する思いやりの表れかも・・・。
おはようございます。
コメントありがとうございます。
1年なんて早いものですね。
なんだかぼーっとしている間に1年経っちゃいました。
母は長い間施設にいたので、私自身の生活が、瞬時に激変したわけではなかったんですが、もともと泣き虫だった私に、ゆっくりゆっくり心の準備をさせた母のカッコよさには脱帽です(笑)
呼び出しのタイミングも絶妙ですしね?
『桜の開花は両親が見守ってくれているサイン』
・・・・素敵な言葉、ありがとうございます。
これなら毎年桜の開花が待ちどうしくなりますね!(笑)
先日は、全くの偶然の出会いにビックリでした。
一年たつのですね
まだまだ、悲しみは止まらないと思います。
食べ物見れば『これ好きだったな』
出来事に『きっと、お母さんならこんな感じに話すな』
とか、諸々の事がお母さんに繋がる事と思います。
桜の時期、満開の桜の下でお二人で、デートしてるかもです。
おっはよーーっ!
なんだか最近はさっぱり予定が合わないくせに、偶然の出会い(?)が何度も続くところは、まさにビックリでございますね(笑)
そういえば、ウチの会社の近所に飲み屋が増えましたので、そのうち帰りにイッパイいかがかや?
さて、母のこと。
もちろん忘れることはありませんが、正直なところ、離れていた8年がまだ続いているような気がすることはあります。
たぶん最後まで私のことを考えて逝くタイミングまで図ってくれたのではないかと勝手に信じてますので(苦笑)、今後も私を守ってくれるだろうと勝手に信じて(失笑)、今後は自分の人生を好き勝手に生きて行くつもりでございます(おいおい)
桜の下で飲んだくれる父を諌める母の構図が目に浮かぶようです(あははは)