礼服とESTA

その違いは、色の濃さであるとよく言われる。
礼服として使う黒は、何度も染めて黒色を深くするという。
色の濃さもさることながら、その着丈やベントの有無、芯地の厚さなど較べれば、相当に違うことに気付く。

更に違うのは、礼服というのは普段使いしてはならないものなのです。
つまり、婚礼や葬祭などの１度あるかないかの出来事に着ていく服はくたびれていてはいけないのです。
普段使いのブラックスーツを使ってしまうことは、２０代の若い人間であれば許されるシーンもあるでしょう。
しかし年も重ねていると、結婚式の親戚一同として並べばその色合いは明らかに。
葬式の場合、通夜はまだしも告別式のお日様の下では一目瞭然でしょう。

今日、吊るしの礼服に袖を通したのですが、あーやはり叔父として出席するのだから、これくらいのもの着ないといけないのだろうと思い至ったのです。
デパートのフォーマルウェアでしたが、細身のいいラインの物がありました。
数店回って、お気に入りを見つける事ができたなら、礼服の新調としてみましょう。
ウィングカラーのシャツに、シルバーのレジメンタルあたりでパリッと決めるのです。

話変わって、「ESTA」なるもの。
「ESTAは、米国国土安全保障省（DHS）により2009年1月12日から義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的（90日以下）で旅行するすべてのVWP渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません」ですと。
こんなものがあることすら知りませんでしたのですが、旅行会社から出発までに取っておくように言われておりました。
パスポートが揃ったこともあり申請をしようとしましたら、最後の決済という画面で7,400円と出た。
そんなに高いものなのかと、いろいろと検索してみれば、どうやら代行会社のページに入力をしていたようでした。
つまり手数料を含んでいたのです。
さらに調べると、14ドルで取れるということが判明。
そして米国大使館のサイトからDHSにたどり着いたのです。

これの問題点。
代行会社のサイトが、米国国土安全保障省のページに見えるのです。
自分は怪しいサイトの匂いには敏感なのですが、代行会社は違反しているわけではありませんから、ある意味堂々としています。
そこが勘違いしやすいのでしょう。
ちょっと時間はかかるけど、内容は簡単ですから旅行代理店などに頼まずとも余裕でしょう。（高齢者の方やネット環境にない人はお任せがいいでしょう）
2年の有効期間があるとは知らずに、もう申請し承認が下りました。
まっ２、３年以内に再度米国に行くことはないでしょうから、実質的には問題ないでしょう。

タイトル画は、未だに欲しいGLK350