えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

カーボンに乗る

2010-05-30 | チャリ
今日のブログは自身が始めて乗ったカーボンの印象を忘れたくない為に書き残す物です。

全く持ってして予想通り。
浜名湖で乗った印象からブレる事は無く、その分驚きは少なかったが非常に満足のいくものでした。
まず最初に感じたことは、その静けさ。
勿論アルミが五月蝿いかというと、そうではないのでしょう。つまり振動の収束が速く、体に不快な振動を感じている量が極めて少ないと感じました。それが静けさを印象付けたのでしょう。
当然に巡航している間、素晴らしい吸収性を感じながら走りました。アルミのように跳ねる感じは無く、路面を捉えようとするかの如く接地感を味わえるものでした。

やはりFフォークのみカーボンであるモノとは手に伝わるインフォメーションが別次元のものであった。
キャノがアワーグラス形状のシートステイを持っていて、アルミの中でも乗り心地は良い方だとする記事が多い。
しかし私はCAAD5に乗っていて、一番感じるのはダイレクト感であった。若い人でガンガン踏めるような人には許容範囲内なのかもしれないが、私には硬いフレームであったと思う。
何より美しいフレームを作り、少数派になってきているホリゾンタルを美しく残しているのが印象的だ。

一つ驚いたのが石畳での走行。
これに関してはCAAD5の方が楽なのではないかと思えた部分。振動吸収とかいう次元のものでは無い為、実際のフレームの剛性が顔を出すのであろうか。
スペシャにルーベがあるのが納得いった。

さて6700アルテグラは文句のつけようがないのだろう。
ちょっとした質感等に対して言いたい事は無くもないが、この基本性能の高さに触れれば大したことには思えない。
リニアに効くブレーキ、電光石火の様なシフトチェンジ。先代の105で十分だと思い続けていたが、やはり只金は取らない。もう105には戻れないのであろう。
こうやって皆、最終章であるデュラに達してしまうのが目に見える。

ハンドルは3Tのエルゴノヴァにした。フラットトップは見た目の通り、手のひらの座りがいい。しかも横バーからブラケットに続くカーブが深く、同じ幅のハンドルでも安定性は極めて良いものに思えた。
ステム、ハンドルバー共にアルミを入れたが、今日の印象だと暫くはカーボンは入れまい。十分だ。
サドルのアンタレスは、やはりアリオネの如く素晴らしいフィッティングを見せる。
トップ部分にかけて、ちょいと太いので、アリオネ同様ポジションの自由度が高い。
今回のターマックはキャノのジオメトリと非常に似ているのですが、ぱっと見てハンドル位置が1センチ高く、ステムも1センチ短くした。
これに自由度の大きいアンタレスが貢献し、嘘のようにポジションが出た。下ハンを握ろうが、どの体勢でも無理がないポジションがこうも容易く手に入るとは。(と言うよりも、今まで7年近くポジションが合っていなかったって事の方がアンラッキーか)

素晴らしいバイクをありがとう。


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ザク完成

2010-05-29 | チャリ
Tarmac proが完成した。
全精力をつぎ込んでパーツを選定し、仕上げてもらった。疲れた。しかし満足した。
ホイールのフルクラム・レーシング5は秋までの暫定措置のつもり。
他はずっと行けるだろう。

白や黒(ネイキッド等を含む)が流行っている中、きついレッディーなテイストにデレデレな当人です。
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一つの時代の終焉

2010-05-27 | 車関連
デビューから一年が経つレガシィについて。
私が興味がないからなのか、売れていないのか?あまり見かけません。
先日、前を走っていた車種が何だか分からなかったのがNew レガシィであった。
つまり、全体の持つ印象はそれ位先代とはかけ離れている様に見えた。

まず第一に大きい。散々媒体で言われたのだろうけれど、大きい。
大きくなった事がいけない訳ではないけれど、何だか急に大きくなってしまった様に見えた。
実際には全幅で5センチか、ちょっと急かな。
皆少しずつ大きくはなっていたりするが、ボクシーな雰囲気の無くなってしまったボディデザインに、この5センチは全く違う車を作ってしまったようだ。

正直な所、インスパイアかなぁと思った次第。
何と言おうか、主張する部分の極めて少ないデザインに見えたのでした。
勿論マークXやインスパイア、ティアナ等を検討する方には新たな選択肢となったのかもしれませんが、レガシィが築いてきた一つの時代が終焉した様に感じました。
これが富士重工にとってどういう結果をもたらすか分かりませんが、生き残りをかけて大鉈を振るったのでしょう。

終焉といえば、プレジデント・シーマが8月に生産を終えるそうです。
プレジデントはさておき、シーマは年販300台ほどまで落ち込んでいたそうです。
それにしても初代シーマは速かった。(直線番長)
圧倒的にシャーシがエンジンに追いつかない車であったけれど、あの尻下がりの加速は一つの時代を築いたことは確かです。
その後のセド・グロも同じですが、わざとリアが沈むような設定をし、視覚的な速さを狙っていたと聞きます。
しかしソアラ(SC)の時とは違って、寂しくない。レパードJフェリーがなくなってしまった時の方が辛かった。
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レーサー考

2010-05-25 | チャリ
今日、ふと思った事。
今や空前のロードレーサーブームが到来している。
多摩サイ等を走っていると、走ろうと乗っている人の8割近くがロードの様な雰囲気である。
あれ程抵抗のあったレーパンも、夏にかけては私ですら一枚で穿いている。
つまりそれ位あの格好が土手道では当たり前に馴染んでしまっているのである。

さてその思った事とは、私が若かりし頃モーターサイクルにおいてレーサーブームが同じ様に幕開けしていた。
私はRZ250Rを持っていたが、その後フルカウルのGSX-R400のⅢ型に乗換えた世代である。
つまりガンマが誕生し2サイ250ccが400を喰うほどの勢いのあった頃である。
あの頃、後から後から嫌という位に新型のレーサーレプリカが生まれた。
仕舞いには50ccのフルカウルまで生まれたっけ。
今思えば、真っ白い煙を吐いてアホ丸出しです。

何だか、あの時代にモーターサイクルに熱を上げていた世代が今ロードに乗っているでしょ?と思ったのです。
もちろん若い人も一杯居りますが、我々の世代はレーサーに乗る事に抵抗がない様に感じます。
とかく速くて美しい乗り物が好きなんですね、我々は。

只大きく違うのはチャリの場合、そのバイクで本当のレースに出る事が容易く、それ故多い事でしょう。うーん、無駄に使っていない感じがまた今っぽくて良いのでしょう。

画像は現在売っている中古のGSXだが、この年式の物が20万もする。(でも年式を考えれば恐ろしく程度は良いのでしょう)
これにSANSEIの集合管入れてたっけ、懐かしい。
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和製パルプフィクション

2010-05-22 | お気に入り
ここのところは小説代も馬鹿にならず、帰路に向かうときは新聞を読むようにした。
浅田さんのめぼしい所は読み尽くし、他の著者にも目が行くようになった。
先日新刊コーナーにあった渋いタイトルに惹かれ手に取った「羊の目」。
伊集院静さんのものだ。
彼の小説は2冊くらい読んだことがある。
当時、夏目雅子をほの字にさせた男の書く物語はどんなものかと読んでみたのだ。
予想通りといったところなんだろうけれど、これ程の文章は心の澄んだ人にしか書けないモノであろうと恐れ入った。

しかし今回手に取ったのは戦後のヤクザの物語。
これが何とも面白いし、男らしいのである。(最近こればっか)
そして話の構成が、いわゆる時系列シャッフルを使っているのである。
話の内容も闇社会を書いた物なので、正に和製パルプフィクション。
何だかテンポと話の重さの調和が見事に思え、話の中に吸い込まれていくようだ。
コメント (2)
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