トゥーランの正式名は、ゴルフトゥーランである。
当然にゴルフのプラットフォームを使った派生車種の代表であるのは言うまでもないのでしょう。
相談をされたゴルフヴァリアントからの乗り換えの参考車種としてクロストゥーランを見に行きました。
少しばかり背を高くして、前後太さの違うタイアを入れたりして所有欲を満たすモデルである。
クロス云々よりも、このトゥーラン自体に乗ったことがなかったので、今更ではあるが乗せていただきました。
まず驚いたのは、5型のプラットフォームに5型その時代の内装であったこと。
傍から見ていると何度もモデルチェンジを繰り返しているが、ビックマイナーを繰り返していたとのことである。
まぁ確かに6型がビッグマイナーなのだから、よくよく考えてみれば当たり前なのである。
ドアトリムやら、空調のダイヤルなどが5型の雰囲気なので、5型を知っている人には古く見えてしまうのだろう。
さらに驚きは続く。
重量が1580キロもあること。
クロスが376万、ハイラインが391万もすること。
そしてツインチャージモデルながら、走りは重めである事が予想外であった。
あの躯体であるからキビキビとは想像しないまでも、そこはヴァリアントには大きく離されない程度と勝手にイメージしていたのかも。
おそらくトゥーランがというよりも、140馬力にデチューンされたツインチャージドエンジンが物足りないのだろう。
この手の車で遅いという事ではありません。
踏めばそれなりのトルクを感じて走りはします。しかし、SCをわざわざ残してあるのですから期待をしてしまうのでしょう。
走った雰囲気も私には何かピンときません。
もう少し脚がしっかりとしていれば良いと思うほど普通なのである。(その物足りなさは、先日乗ったオデッセイに似ている)
おそらくトゥーランは、剛性感などの面で緩く感じてしまうのかもしれません。
その重さゆえ、燃費も思ったより伸びないのは想像の通りだそうです。
とはいえ170馬力モデルから燃費の為にデチューンしたのですから、これでも良くはなっているのでしょう。
この車種は、7人乗れる3世代移動を可能にさせることが一番の利点なのかもしれない。
2列目までの5名乗車と考えれば、明らかにヴァリアントの方が使い勝手も良いのだし。
次のトゥーランはMQBに載せてフルモデルではありますが、少々地味目なフロントマスクが気になります。
次期モデルまで見据えても、トゥーランをこの家族にお勧めするのはやめました。
やはりゴルフオールトラックのディーゼル搭載車が本命となってしまうのでしょうか。
タイトル画がそれでありますが、このホイルデザインはイイネ。