マムシグサは茎や花から秋の実まで、全て不気味な感じがします。
嫌なら見なければ良いのだけれど、「恐いもの見たさ」と同様で、また見てしまう。
果穂の実は完熟すれば朱色になりますが、今は半分青いままですから余計に不気味。
有毒植物ですから、毒蛇の警戒色と同じ意味を持つのでしょうね。
ここは南三陸町南部、水戸辺川中流域の薄暗い杉林の中で、地面も湿っているので
立入りたくないような場所です。そこに三株が . . . 本文を読む
南三陸町の水戸辺川の西側に、標高200~400mの山々が川と平行して連なって
います。去年の冬に尾根筋を歩いて、山域の概容は把握しているので、今度は
キノコの季節に、何か面白いものが生えていないかと歩いてみました。
標高250mほどの稜線を南に下っていると、左前方に白いキノコが見えます。
半球型の真っ白な傘で、食用になるキノコで似たようなものはありません。
間近で見ると、傘も柄も白い突起に覆われ . . . 本文を読む
分類上は毒キノコになっていますが、美味しいキノコです。
炭火で焼いたり、味噌汁に入れたりして食べましたが、とても旨味のあるキノコです。
ただし、体調の悪い人とか、健康な人でも食べ過ぎると中毒するようです。
わずかでも中毒例があれば、毒キノコに分類されてしまうようですね。
私は5~10本ほどを他の具材と一緒に味噌汁に入れ、何食かに分けて食べ
ましたが、何の異常も現れませんでした。
念のため中毒症状 . . . 本文を読む
南三陸町南部の、向山稜線で見つけたナラタケです。
宮城県内では「オリミキ」と呼ばれているようですね。
一帯はマツの混じった雑木林、ナラタケが生えていたのはごく小さな切株で、
よくぞまあ、こんなところに生えたものと感心します。
私が盛んにキノコ採りをしていた、20年前はこれをナラタケと呼んでいましたが、
今は細かく5~6種類にも分類されていて、戸惑ってしまいます。
それに従えば、たぶん・・キツブナラ . . . 本文を読む
南三陸町南部の、切曽木山東尾根を30分ほど下ると、中腹を横切る荒れた林道
に出ました。かつては伐採や植林で使われた林道でしょうが、今は草や萩が茂って
荒れるがまま。利用後は全く人の手が入らなかったわけで、私のような植物好き
には嬉しいことです。面白い植物が見つかるのはこんな場所ですからね。
少し休憩してから、予め車を置いた林道入口へ下るべく、北へ向います。
歩き始めて数分、小さな草に桃色の花が咲い . . . 本文を読む